スティーブン・ハウストン(Stephen D. Houston、1958年 - )は、アメリカ合衆国の考古学者、人類学者、マヤ碑文研究者。
略歴
ハウストンはペンシルベニア州チェンバーズバーグに生まれた[1]。1980年にペンシルベニア大学を卒業した後にイェール大学で研究を続け、1983年に修士、1987年に博士の学位を取得した。
1987年にヴァンダービルト大学の助教に就任した。1994年にブリガムヤング大学に移り、1996年に教授に昇任した。2004年にブラウン大学に移った。
ハウストンはカラコル、ピエドラス・ネグラス、エル・ソツ(英語版)などのマヤ遺跡を発掘した[2]。
2008年にマッカーサー・フェローに選ばれた[3]。2011年にグアテマラ政府のケツァル勲章グラン・クルスを授与された。
主な著書
- Maya Glyphs. University of California Press. (1989)
- Hieroglyphs and History at Dos Pilas: Dynastic Politics of the Classic Maya. (1993)
- Classic Maya Place Names. Dumberton Oaks. (1994) (デイヴィッド・ステュアートと共著)
- Royal Courts of the Ancient Maya. Westview Press. (2000-2001). ISBN 0813336406 (2冊、猪俣健と共編)
- The Decipherment of Ancient Maya Writing. University of Oklahoma Press. (2001) (デイヴィッド・ステュアートと共著)
- The First Writing: Script Invention as History and Process. Cambridge University Press. (2004)
- The Memory of Bones: Body, Being and Experience among the Classic Maya. University of Texas Press. (2006) (共著)
- The Classic Maya. Cambridge University Press. (2009) (猪俣健と共著)
- The Life Within: Classic Maya and the Matter of Permanence. Yale University Press. (2014)
脚注