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ジョシュ・トムリン
*Josh Tomlin*
	アトランタ・ブレーブス時代; (2021年4月6日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	テキサス州スミス郡タイラー
生年月日	1984年10月19日（40歳）
身長; 体重	6' 1" ＝約185.4 cm; 190 lb ＝約86.2 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	2006年 MLBドラフト19巡目
初出場	2010年7月27日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ホワイトハウス高等学校（英語版）; アンジェリーナ・カレッジ（英語版）; テキサス工科大学; クリーブランド・インディアンス (2010 - 2018); アトランタ・ブレーブス (2019 - 2021);
	この表について

ジョシュア・オーブリー・トムリン（Joshua Aubry Tomlin, 1984年 10月19日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州スミス郡タイラー出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。現在は、フリーエージェント（FA）。

愛称は元チームメイトのフランク・ハーマンが名付けたスクラブズ（Scrubs）^[1]。

経歴

プロ入り前

2005年のMLBドラフト11巡目（全体338位）でサンディエゴ・パドレスから指名されたが入団しなかった。

プロ入りとインディアンス時代

2006年のMLBドラフト19巡目（全体581位）でクリーブランド・インディアンスから指名され、プロ入り。

2008年からともにAAA級のバッファロー・バイソンズやコロンバス・クリッパーズでプレーし、2010年にコロンバスでは20試合に登板して8勝4敗、防御率2.68、80奪三振を記録した。

2010年7月27日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビューを果たした。シーズン終了までに12試合に先発登板し、6勝を記録した。

2011年はジャスティン・マスターソンと並んでチームトップタイの12勝をあげてブレークした。制球面で著しい飛躍を見せ、与四球率（9イニングあたりの与四球数）は1.14でアメリカンリーグトップだった。

2012年にトミー・ジョン手術を受け、2013年9月12日のシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャー復帰。2014年には先発ローテーションにも戻ってきた。同年は25試合中16試合に先発として投げ、6勝9敗、防御率4.76という成績を残した。2011年に与四球率でア・リーグ1位となった制球力は健在で、100イニング以上に投げて14四球・与四球率1.2という好成績だった。

2015年1月16日に球団と年俸調停を回避し1年総額150万ドルで契約を結んだ^[2]。この年は10試合に先発登板し、防御率3.02・7勝2敗・与四球率1.1という好成績をマークした。10試合中2試合では完投した。しかし被本塁打が多く、65.2イニングで13本も浴びて課題となった。

2016年は、2011年以来となるフルシーズン先発ローテーションに入り、30試合に登板。13勝9敗、防御率4.40という成績を残し、ローテーションの座を守った。被本塁打の多さは改善されず、リーグワースト2位の36発を浴びた。ディビジョンシリーズとリーグチャンピオンシップシリーズでは、それぞれ1試合に先発し、どちらも勝利投手となった。ワールドシリーズでは第3戦・第6戦に先発したが、それぞれ4回2/3を無失点（勝敗つかず、チームは勝利）、2回1/3を6失点（敗戦投手）であった。

2017年も開幕からローテーション入りしたが、最初の2先発で共に6失点以上するなど安定感を欠き、7月31日に左ハムストリングスを痛めて故障者リスト入りした^[3]。結果26先発で自身初の2年連続二桁勝利となる10勝を挙げたが、防御率は4.98と前年よりも悪化した。

2018年10月29日にFAとなった^[4]。

ブレーブス時代

2019年2月7日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった^[5]が、3月20日に自由契約となった^[6]。

その翌日の3月21日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結び^[7]、28日にメジャー契約を結んで40人枠入りした^[4]。オフの10月31日にFAとなった^[8]。

2020年2月12日にマイナー契約で再契約した^[9]。7月18日にメジャー契約を結んで40人枠入りした^[10]。オフにFAとなったが、11月11日にブレーブスと1年100万ドルで再契約した^[11]。オプションとして2022年は球団側が選択権を所持し、バイアウトの際は25万ドルが支払われる。2021年オフの11月6日に球団が2022年のオプションを破棄したため、FAとなった。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	無四球	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2010	CLE	12	12	1	0	0	6	4	0	0	.600	301	73.0	72	10	19	3	3	43	1	0	38	37	4.56	1.25
2011		26	26	0	0	0	12	7	0	0	.632	662	165.1	157	24	21	2	3	89	3	0	80	78	4.25	1.08
2012		21	16	0	0	0	5	8	0	0	.385	452	103.1	126	18	25	3	3	56	4	0	74	73	6.36	1.46
2013		1	0	0	0	0	0	0	0	0	----	9	2.0	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0.00	1.00
2014		25	16	1	1	1	6	9	0	0	.400	446	104.0	120	18	14	3	1	94	6	0	66	55	4.76	1.28
2015		10	10	2	0	0	7	2	0	0	.778	251	65.2	47	13	8	0	2	57	1	0	22	22	3.02	0.84
2016		30	29	0	0	0	13	9	0	0	.591	725	174.0	187	36	20	2	3	118	4	0	97	85	4.40	1.19
2017		26	26	1	0	1	10	9	0	0	.526	585	141.0	166	23	14	0	4	109	1	0	80	78	4.98	1.28
2018		32	9	0	0	0	2	5	0	0	.286	321	70.1	92	25	12	1	4	46	5	0	52	48	6.14	1.48
2019	ATL	51	1	0	0	0	2	1	2	7	.667	320	79.1	82	14	7	0	0	51	2	0	35	33	3.74	1.12
2020		17	5	0	0	0	2	2	0	1	.500	163	39.2	40	6	8	2	1	36	1	0	22	21	4.76	1.21
2021		35	0	0	0	0	4	0	0	1	1.000	218	49.1	69	10	5	0	1	37	0	1	36	36	6.57	1.50
MLB：12年		286	150	5	1	2	69	56	2	9	.552	4453	1067.0	1160	197	153	16	25	736	28	1	602	566	4.77	1.23

2021年度シーズン終了時

年度別守備成績

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2010	CLE	12	4	9	0	3	1.000
2011		26	16	25	2	1	.953
2012		21	14	8	0	1	1.000
2013		1	0	0	0	0	----
2014		25	10	10	2	2	.909
2015		10	7	5	0	0	1.000
2016		30	16	22	3	1	.927
2017		26	9	12	1	1	.955
2018		32	3	4	0	0	1.000
2019	ATL	51	5	11	0	1	1.000
2020		17	2	3	0	1	1.000
2021		35	4	6	0	1	1.000
MLB		286	90	115	8	12	.962

2021年度シーズン終了時

背番号

43（2010年 - 2018年）
32（2019年 - 2021年）

脚注

^ Explaining Indians Players Weekend names MLB.com （英語） (2017年8月26日) 2017年9月15日閲覧
^ Jordan Bastian Indians clear arbitration slate with three deals MLB.com (2015年1月17日) 2015年1月20日閲覧
^ Jordan BastianTomlin on DL, will have MRI on left hamstring MLB.com (2017年7月31日) 2017年11月1日閲覧
^ ^a ^b MLB公式プロフィール参照。2019年4月9日閲覧。
^ Adam McCalvy (2019年2月7日). “Brewers reportedly add Tomlin on Minors deal” (英語). MLB.com. 2019年4月9日閲覧。
^ Adam McCalvy (2019年3月20日). “Veteran starter Tomlin released by Brewers” (英語). MLB.com. 2019年4月9日閲覧。
^ Mark Bowman (2019年3月21日). “Braves add veteran Tomlin to pitching mix” (英語). MLB.com. 2019年4月9日閲覧。
^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (英語). MLB.com. 2019年12月2日閲覧。
^ Mark Bowman (2020年2月12日). “Acuña's goal? Be first member of 50-50 club” (英語). MLB.com. 2020年3月8日閲覧。
^ TC Zencka (2020年7月18日). “Braves Add Josh Tomlin, Yonder Alonso To 40-Man Roster” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年7月21日閲覧。
^ “Braves Re-Sign Josh Tomlin” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年11月11日閲覧。