ジャック・ル・マロワ賞(フランス語: Prix Jacques le Marois)は、フランスのノルマンディーにあるドーヴィル競馬場の芝1600メートルの直線コースで行われる競馬の競走。3歳以上の牡馬および牝馬が出走できる平地競走で、ムーラン・ド・ロンシャン賞と並ぶフランスのマイル路線の最高峰レースとしてG1(グループ1)に指定されている。
しかし、ヨーロッパマイル路線的にはイギリス最高峰のマイルレースサセックスステークスから中2週の開催となるため、ローテーションの関係からいずれか一方を回避して9月のムーラン・ド・ロンシャン賞に向かう馬もいる。
ムーラン・ド・ロンシャン賞が行われるパリロンシャン競馬場と比べて平坦で、直線のコースのため、一瞬のキレ(瞬発力)とスピードが重視される。
日本では1998年に日本調教馬タイキシャトルが優勝したレースとして知られる。
なお、競走名は創設の前年に死去したドーヴィル競馬協会[注 1]会長ジャック・ル・マロワ(wikidata)伯爵(1865年 – 1920年)を記念して名付けられた[2]。
歴史
歴代優勝馬
日本調教馬の成績
日本人騎手の成績
日本調教馬以外での騎乗成績
施行日 |
騎乗馬名 |
性齢 |
騎手名 |
管理調教師 |
頭数 |
着順
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1994年8月14日 |
*スキーパラダイス |
牝4 |
武豊 |
A.Fabre |
9頭 |
5着
|
1996年8月15日 |
*シャンクシー |
牝4 |
蛯名正義 |
E.Lellouche |
9頭 |
3着
|
1998年8月16日 |
*ミスベルベール |
牝3 |
武豊 |
D.Smaga |
8頭 |
4着
|
1999年8月15日 |
*ウェイオブライト |
牡3 |
武豊 |
P.Bary |
5頭 |
4着
|
2000年8月13日 |
*レディオブチャド |
牝3 |
蛯名正義 |
R.Gibson |
11頭 |
11着
|
2002年8月18日 |
Bowman |
牡3 |
武豊 |
A.Fabre |
8頭 |
6着
|
2008年8月17日 |
Natagora |
牝3 |
武豊 |
P.Bary |
8頭 |
2着
|
脚注
注釈
- ^ 1921年に奨励協会(現在のフランスギャロ)がこの競馬場を買い取る以前の主催機関。
出典
脚注
- galop.courses-france.com:
関連項目
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平地競走 | |
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障害競走 | |
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繋駕速歩競走 |
- クリテリウム3歳
- クリテリウム・コンティナンタル
- アメリカ賞
- フランス賞
- パリ賞
- クリテリウム・デ・ジュンヌ
- グランクリテリウム・ドゥ・ヴィテッセ
- セレクシオン賞
- アトランティック賞
- クリテリウム4歳
- レーヌ・ヴァリエール賞
- アルベール・ヴィエル賞
- エトワール賞
- クリテリウム5歳
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騎乗速歩競走 |
- ヴァンサンヌ賞
- コルニュリエ賞
- サントール賞
- 共和国大統領賞
- エッセ賞
- ノルマンディー賞
- エリート賞
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