キャッシュ・アスムッセン(Cash B.Asmussen、1962年3月15日 - )は、アメリカ合衆国及びフランスで活動していた騎手である。アメリカ合衆国サウスダコタ州エイガー出身。ブライアン・キース・アスムッセン(Brian Keith Asmussen)という名だったが、1977年に改名した。父キース、母マリリン、弟スティーヴンは調教師である。
人物
1979年に騎手になると、1年目からG1競走のベルデイムステークスなどに勝利、エクリプス賞最優秀見習い騎手を受賞した。1981年に来日し、第1回ジャパンカップでメアジードーツに騎乗し優勝した。1982年にスタブロス・ニアルコスと契約しフランスに移籍した。フランスでは1985年から1990年まで、アイルランドで騎乗した1987年を除いて5回リーディングジョッキーに輝いた。また1987年には再び来日し第1回ワールドスーパージョッキーズシリーズに参加、優勝している。1988年はフランスで年間200勝を記録、これは2003年にクリストフ・スミヨンが207勝を達成するまでフランス年間最多勝記録となっていた。
3000勝以上をあげ2001年に騎手を引退した。引退後はアメリカ合衆国に戻りテキサス州ラレードで父キースらの経営するキャッシュマークファーム(Cashmark Farm)のエージェントをしている。2010年の第24回ワールドスーパージョッキーズシリーズでは表彰式プレゼンターを務め、またレース2日目に行なわれた東京競馬第7レース「シャングリラ賞(3歳1000万上)」には「C.アスムッセン騎手来場記念」の副称が付けられた。
主な騎乗馬