グレース・ジョエル(Grace Jane Joel、1865年5月28日 – 1924年3月6日)はニュージーランドの画家である。主に肖像画、人物画を描いた。
略歴
ニュージーランド南島の南東部のオタゴ地方のダニーデンで生まれた。父親はイギリス生まれの酒類の輸入業者であった[1]。
若い頃から画家になる道を選び[2] 、ダニーデンのオタゴ女子高校を出た後、1886年にはオタゴ美術協会(Otago Art Society)のメンバーになった。1888年から1889年の間はオーストラリアに渡り、メルボルンのビクトリア国立美術館の美術学校で学んだ。その後、フレデリック・マッカビンやリンゼー・バーナード・ホールの指導を受けた[3][4]。
1894年にダニーデンに戻り、オタゴ美術協会やイーゼル・クラブで活動し、イタリア出身でオーストリアやニュージーランドの画家に影響を与えた画家のジローラモ・ネルリとも知り合った[5]。地元で肖像画家として知られるようになった。
美術界でより高い評価を得るために1899年にヨーロッパに渡り、ロンドンに住み、フランスやオランダも訪れた。ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの展覧会やフランス芸術家協会の展覧会にも出展した。1906年に短期間、ニュージーランドに帰国した期間を除いてその後はヨーロッパで活動し[3]、1924年にロンドンで死去した。
作品
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少女の肖像 (1894)
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母と子 (1904)
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ピンクのドレスの少女 (c.1920)
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参考文献