ウェストラフィエットは、州立の工学系総合大学であるパデュー大学が本部キャンパスを構える大学町としても知られ、Home of Purdue University(パデュー大学のふるさと)と自称している。
歴史
もともとのウェストラフィエットの町は1836年、アウグストゥス・ワイリー(Augustus Wylie)によってウォバッシュ川の氾濫原に区画された。この町は現在の堤防エリアの南側にあった。しかし度重なる洪水のため、ワイリーの区画した町が完成することはなかった。現在の町はラフィエットの郊外にあったチャウンシー(Chauncey)、オークウッド(Oakwood)、キングストン(Kingston)の3つの町が合併してできたものである。これら3つの町は、もともと隣接する別個の村として創設されたものであった。キングストンは1855年にジェシー・B・ルッツ(Jesse B. Lutz)によって区画された。チャウンシーは1860年にフィラデルフィアからこの地にやってきたチャウンシー一家によって創設された。この2つの村はのちにウェストラフィエットとして合併するのに先駆けて1866年に合併して町政府を樹立し、チャウンシーの町名が存続した。
ウェストラフィエットのK-12課程はウェストラフィエット・コミュニティ学校公社(West Lafayette Community School Corporation)によって運営されている3校の学校によって支えられている。ウェストラフィエット市内には2校の小学校があるが、1-3年生の児童はカンバーランド小学校(Cumberland Elementary School)へ、4-6年生の児童はハッピー・ハロウ小学校(Happy Hollow Elementary School)へと、学年によって通う学校が分けられている。7年生になると生徒たちはウェストラフィエット中学校・高校(West Lafayette Junior/Senior High School)へと進学し、そこで6年間を過ごす。このほか、教会が運営する私立の学校もある。
1961年につくられたパデュー・リサーチ・パーク(Purdue Research Park)は、パデュー大学のキャンパスから北へ約5km、約600,000m²の敷地内に140社以上のハイテク企業がオフィスを構える大規模なハイテク産業の集積地である。自然環境に配慮しつつ最先端の通信技術や研究設備を備えたこの研究地区では2,500人が働いている。パデュー・リサーチ・パークはパデュー大学の財務・技術ライセンスを管理するパデュー研究財団(Purdue Research Foundation)によって運営されている。