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アーケード(英語: arcade)は、柱で支えられる連続したアーチやヴォールトのことで、またそれを用いた通路や歩道[1]。拱廊()とも。現代では、アーチの構造とは必ずしも関係なく、天井を覆った歩道や商店街をアーケードという[1]。
歴史
アーケードは古くから知られていたが、古代ローマ建築において発展を遂げた[1]。
西洋では後に、バシリカ式教会の内部や、修道院のクロイスターに用い、壁の表面に装飾としてアーケードを配置したブラインド・アーケードも出現した[1][2]。
イスラーム建築では、アーチの形の種類が増え、アーケードも広く用いられた。
ショッピング・アーケード
都市において、通りに面して建つ建造物、古くから街を囲む城壁の内面、柱廊で覆われた橋などは全て、小さな店舗や露店が立ち並ぶ広く一般的な場所となっていた。これらは太陽光や天候から守られ、日よけや雨・雪よけなどの役割を持ち、また多くの人々の徒歩での通行を惹きつけた[要出典]。
そして時代を越え「アーケード」という言葉は、とりわけ通りに沿って並ぶ行商人の間でよく使われるようになった[要出典]。
1784年には、フランスのパレ・ロワイヤルにショッピングアーケードが建設され、壮大なショッピング・アーケードとして最も初期の例とされる[3]。
19世紀には、鉄とガラスの屋根で覆ったショッピング・アーケードが登場し、イタリアでは「ガッレリア (galeria)」、フランスでは「パサージュ」として知られる[1][4][5]。ショッピング・アーケードは、後に百貨店やショッピングモールへと発展した[要出典]。
アミューズメント・アーケードと、アーケードゲーム
このアーケードという言葉は他に、一列に連なって食べ物や様々な種類のゲームと結び付けられたグッズなどを売る各地の遊園地や謝肉祭でも取り入れられ、それぞれ「アミューズメント・アーケード」や「ミッドウェイ」として使用されている[要出典]。
その後1905-1910年頃に、硬貨(ペニー)を入れて遊ぶ遊具などが並び「ペニー・アーケード」と称され[6]、遊園地に常設されるようになった[要出典]。
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ミッドウェイの例
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ペニーアーケード
1910年のニューオーリンズ
またペニー・アーケードで設置されていたゲームは「アーケードゲーム」として定着するようになり、1970年代に起こった電子ゲームの爆発的人気以来、アーケードゲーム専門の施設が作られた[7]。
こうした施設は英語では「ビデオアーケード」「アーケード」[8][9]、日本語では「ゲームセンター(和製英語)」と呼ぶ。
また、家庭用ゲームと対比する言葉として「アーケード」が使われることがある。
著名なショッピング・アーケード
関連項目
アーケードに類似した建築構造
ショッピング・アーケードについて
アミューズメント・アーケードについて
出典
外部リンク