アンドリー・グレンコ[1](ウクライナ語: Андрій Гуренко、英語: Andrii Gurenko、1987年11月6日 - )は、ウクライナ人の国際政治学者、日本研究者[2][3]。キエフ大学日本語学科卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程指導認定退学。ウクライナ・ソビエト社会主義共和国キエフ (現:キーウ)出身。
日本ウクライナ文化交流協会(本部:大阪府八尾市)政治担当部長[4]でもある。
経歴
2010年から2011年まで早稲田大学で語学留学した後に、2012年にキエフ大学日本語専攻卒業。2013年より京都大学に留学して、本居宣長を研究[3]。2019年3月、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程指導認定退学[2]。
グレンコが留学中の2014年3月16日、ウクライナ領クリミア自治共和国でロシア編入の是非を問う住民投票が行われ、翌17日の開票で賛成96.6%という結果を受けてロシアに併合された[5]。これを踏まえて、京都大学大学院博士課程在学中の2016年、グレンコは文学研究者の枠を超えてアパ日本再興財団が主催する第9回「真の近現代史観」懸賞論文に論文「ウクライナ情勢から日本が学ぶべきこと ―真の平和を築くために何が重要なのか―」を投稿し、同論文は学生部門優秀賞を受賞した[6]。
著作
単著
共著
- グレンコ・アンドリー「憲法改正の前にやるべきことがある」『憲法改正完全版』飛鳥新社〈月刊Hanadaセレクション〉、2022年6月17日。ISBN 978-4-86410-868-3。
- グレンコ・アンドリー「全体主義大国の間に挟まれた東欧」倉山満、宮脇淳子(編集)『1937年の世界史』(藤原書店、2022)。
論文
記事
講演
- 2016年8月18日 第63回勝兵塾講演(東京都港区)[7]
- 2018年7月12日 日露関係に幻想を持つな: ウクライナから見た日本への教訓(東京都文京区)[8]
動画
脚注
関連項目
外部リンク