アレックス・カサレス(Alex Caceres、1988年6月20日 - )は、アメリカ合衆国の男性総合格闘家。フロリダ州マイアミ出身。フリーダム・ファイターズMMA/MMAラボ所属。
来歴
14歳の頃は喧嘩ばかりしており、格闘技に興味を持っていた。しかし、家庭の経済的な理由により、カサレスはジムに入れず、兄が通っていた高校のレスリング部で格闘技の練習を始めた[1]。
2008年11月6日、プロ総合格闘技デビュー戦を腕ひしぎ十字固めで2R一本勝ち。
UFC
2011年3月26日、UFCデビュー戦。UFC Fight Night: Nogueira vs. Davisでマッケンス・セメルジエールと対戦し、リアネイキドチョークで1R一本負け。
2011年11月12日、フェザー級からバンタム級へ転向。UFC on FOX 1でコール・エスコヴィードと対戦し、3-0の判定勝ち。
2012年7月11日、UFC on Fuel TV 4でダマッシオ・ペイジと対戦し、三角絞めで2R一本勝ち。サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2013年3月3日、UFC on Fuel TV 8でカン・ギョンホと対戦し、2-1の判定勝ちを収めるも、試合後に薬物検査でカサレスからマリファナの代謝物が検出されたため、試合結果はノーコンテストとなり、6か月間の試合出場停止処分を受けた。
2014年1月25日、UFC on FOX 10でセルジオ・ペティスと対戦し、リアネイキドチョークで3R一本勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトとサブミッション・オブ・ザ・ナイトを同時受賞した。
2014年7月5日、UFC 175でバンタム級ランキング2位のユライア・フェイバーと対戦し、リアネイキドチョークで3R一本負け。
2015年6月6日、UFC Fight Night: Boetsch vs. Hendersonでバンタム級ランキング11位のフランシスコ・リベラと対戦し、左フックでダウンを奪われパウンドで開始22秒のKO負け。
2016年8月6日、UFC Fight Night: Rodriguez vs. Caceresでフェザー級ランキング13位のヤイール・ロドリゲスと対戦し、1-2の5R判定負け。敗れはしたものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2018年7月6日、The Ultimate Fighter 27 Finaleでマルティン・ブラボーと対戦し、2-1の判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2021年10月23日、UFC Fight Night: Costa vs. Vettoriでチェ・スンウと対戦。1Rに反則である膝をついた状態の頭部に膝蹴りを貰い、ダメージで一時試合が中断したものの、2Rにバックを奪いリアネイキドチョークで一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞し、5連勝を飾った。
2022年3月12日、UFC Fight Night: Santos vs. Ankalaevでフェザー級ランキング12位のソディック・ユサフと対戦し、0-3の判定負け。
2022年12月17日、UFC Fight Night: Cannonier vs. Stricklandでジュリアン・エローサと対戦し、左ストレートのフェイントから変則的な左ハイキックでダウンを奪い、パウンドで1RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[2]。
2023年6月3日、UFC on ESPN: Kara-France vs. Albaziでダニエル・ピネダと対戦し、3-0の判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[3]。
2023年8月26日、UFC Fight Night: Holloway vs. The Korean Zombieでフェザー級ランキング9位のギガ・チカゼと対戦し、0-3の判定負け[4]。
人物・エピソード
- ニックネームの「ブルース・リーロイ」(Bruce Leeroy)は、映画「The Last Dragon」の登場人物に因んだものである[5]。
- 実兄のホセ・カサレスも総合格闘家であり、2013年に後のUFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンに勝利している[6]。
- 好きな格闘家として須藤元気を挙げている[7]。
戦績
総合格闘技 戦績
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37 試合
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(T)KO
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一本
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判定
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その他
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引き分け
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無効試合
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21 勝
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4
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7
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10
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0
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0
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1
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15 敗
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1
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7
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7
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0
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表彰
- UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト(3回)
- UFC サブミッション・オブ・ザ・ナイト(2回)
- UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(2回)
脚注
関連項目
外部リンク