アイドル夢工場(アイドルゆめこうじょう)とは、以下のいずれかに該当する名称。いずれも1987年にフジサンケイグループが開催したイベント『コミュニケーションカーニバル 夢工場'87』のメディアミックス展開に関連するものである。
アイドル夢工場 (ラジオ番組枠)
ニッポン放送において1986年10月から1987年3月までの、月曜日から木曜日の20:30 - 21:00の時間帯で使われていた複数のラジオ番組の統一タイトル。それぞれの番組タイトルの前に『アイドル夢工場』が付いていた。なお、パーソナリティはいずれもおニャン子クラブ出身のメンバーである。放送は生放送で、ニッポン放送アナウンサーの湯浅明がアシスタントを務めた。
かつてニッポン放送の平日ナイターオフ20時台の枠は、1976年度の「ねらえ!サウンドライフ」からナイターオフ期間ごとに日替わりで異なるパーソナリティによる番組を並べる編成をしていた枠であった。この編成は前々年1984年度の「KISS KISS シンドローム」を以って一旦途切れていたが、この年度に限ってこの体制による枠が復活した形となった[注釈 1]。
この枠は全て、西日本放送とKBCラジオにも同時ネットされていた他、MBSラジオにもネットされていた。番組によっては、単独でネットされていたもの(東海ラジオでは『吉沢秋絵 ちょっぴりハプニング』のみ、土曜23:00 - 23:30枠で放送)もあった。なお、以下の4人が全員そろってのスペシャルバージョンの番組が金曜日分として放送されており、その金曜日分を放送していたのは西日本放送だけであった[1]。
1986年12月には、4人、4番組全てが集まっての『アイドル夢工場大運動会』が当時ニッポン放送で一番大きなスタジオだったラジオハウス銀河(銀河スタジオ。本社ビル3階にあった現在のイマジンスタジオに相当するスタジオ)で行われた。腕相撲、ドキドキダイナマイト(時限破裂装置の付いた風船を持ちながらのしりとり)、「目隠しスタッフ探し」、座布団取り(椅子取りゲーム)の各種目が行われた[1]。
- 月曜日:新田恵利 みーんなわがまま
- 火曜日:高井麻巳子 微笑伝言(ほほえみメッセージ)
- 水曜日:福永恵規 ハートのIgnition→僕たちのRunaway(1987年1月から改題)
- 木曜日:吉沢秋絵 ちょっぴりハプニング
ニッポン放送 平日(月〜木)ナイターオフ期間 20:30〜21:00 枠 (1986年10月〜1987年4月) |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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1986年度 アイドル夢工場
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アイドル夢工場 (アイドルグループ)
メンバー
(50音順)
ディスコグラフィー
- シングル
脚注
注釈
- ^ 1976年度から1984年度までの平日ナイターオフ20時台におけるレーベル枠タイトルは以下の通り。
- 本枠以前
出典
- ^ a b ラジオパラダイス 1987年2月 p.6 - 9「師走のアイドル夢工場大運動会なのだ」
- ^ a b c d ラジオパラダイス 1987年3月号 p.106「お答えしませう」
- ^ 現在は生産中止により新規発売されておらず、オークションや中古CD店で手に入れるしかない。
- ^ a b 1968 - 1997 オリコン チャート・ブック(1997年12月11日第1刷)p.6
- ^ 期間限定ユニットであったためと言われている。
- ^ a b 週刊テレビ番組(東京ポスト)1987年7月3日号 p.50より
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad 月刊平凡 1987年8月号 p.154 - 155
- ^ a b c d e f DELUXEマガジン ORE(講談社)1987年7月号 p.94-95「MISSマガジン アイドル夢工場'87誌上中継」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n DELUXEマガジン ORE(講談社)1987年8月号 p.144-145「MISSマガジン アイドル夢工場'87 七つのドキドキ・ハート全員集合」
- ^ a b c d 週刊テレビ番組(東京ポスト)1988年10月28日号 p.52「桜川佳世プロフィール」
- ^ a b c d DELUXEマガジン ORE(講談社)1987年10月号 p.26-35「Enjoyハイスクールライフのススメ」
- ^ 週刊テレビ番組(東京ポスト)1988年8月19日号 p.36「村岡英美プロフィール」
関連項目