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アイギナ島(アイギナとう、古代ギリシア語: Αἴγινα / Aígina) または エギナ島(エギナとう、現代ギリシャ語: Αίγινα / Aígina 発音:[ˈeʝina])は、エーゲ海・サロニコス湾の中央に位置するギリシャ領の島。古代ギリシアにおいては、アテナイに対抗する都市国家(ポリス)のひとつであった。今日ではリゾートの島として知られる。
名称
現代ギリシャ語ではエイナ島とも転写し得る。このほか、ラテン語形に由来するアエギナ島(Aegina)表記も用いられる。
ギリシア神話によれば、この島の名はアイギーナ(アイアコスの母)にちなむとされる。
オウィディウスによると、クレタではオイノピアと呼ばれていた。
地理
位置・広がり
エギナ島はサロニコス湾に散在するサロニカ諸島最大の島で、湾のほぼ中央に位置する。島の主邑エギナは、アテネから南西へ約37km、コリントスから南東へ約48km、ガラタスから北へ約28kmの距離にある。
東西15km、南北10kmのおおむね三角形状の島である。面積は87平方キロメートル。人口は1万2911人(2021年国勢調査)で、最大の集落は島の北西部に位置する、島と同名のエギナ(人口7,410人)。
地勢
最高峰はオロス山(標高531m)は活火山ではない火山である。島の 2/3 は火山地形によって占められており、北西側に平地が広がっている。肥沃な平地では、ブドウやオリーブ、ピスタチオが生産されている。
また、アテネ首都圏のピレウスからフェリーで約40分の距離にあるこの島のビーチは観光客に人気であり、釣り客でもにぎわう。
歴史
紀元前2000年頃からはミノア文明の影響を受けたことが判明している。
紀元前6世紀から紀元前5世紀にかけて海上交易の中心地として栄え、アテナイと競い合った。しかし、紀元前5世紀前半にはアテナイに敗れている。
行政区画
自治体(ディモス)
エギナ市(Δήμος Αίγινας)は、アッティカ地方諸島県に属する基礎自治体(ディモス)。エギナ島と付属の小島嶼からなる。かつてはピレウス県に属していたが、カリクラティス改革(2011年1月施行)に際して分割された諸島県に属している。カリクラティス改革では大規模な自治体統廃合が行われたが、エギナ市は他の自治体との合併は行っていない。
エギナ市は、以下のキノティタ(都市・村落)から構成される。表中の Δ.δ. は Δημοτικό διαμέρισμα の略であり、カポディストリアス改革による統廃合(1999年1月施行)以前の旧自治体に由来する区画である。[ ] 内は人口(2001年国勢調査)を示す。
- Δ.δ. Αίγινας エギナ [ 7,783 ]
- η Αίγινα エギナ [ 7,410 ]
- το Ανίτσαιο [ 24 ]
- οι Βλάχηδες [ 8 ]
- οι Καπότηδες [ 3 ]
- ο Κοντός [ 178 ]
- ο Κυλινδράς [ 0 ]
- η Λαγούσα (επί της νήσου Ελεούσας) [ 0 ]
- το Λαγουσάκι (επί της νήσου Παναγίτσας) [ 0 ]
- οι Λαζάρηδες [ 10 ]
- η Μονή Κοιμήσεως Θεοτόκου [ 8 ]
- η Παχιά Ράχη [ 28 ]
- οι Πόρτες [ 88 ]
- η Σταχτορροή (νησίδα) [ 0 ]
- οι Τζίκηδες [ 26 ]
- η Υψηλή (νησίδα) [ 0 ]
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- Δ.δ. Βαθέος [ 1,474 ]
- Δ.δ. Κυψέλης [ 1,949 ]
- Δ.δ. Μεσαγρού [ 1.603 ]
- ο Μεσαγρός [ 682 ]
- η Αγία Μαρίνα [ 426 ]
- οι Άλωνες [ 233 ]
- η Βαΐα [ 239 ]
- ο Κάβος [ 23 ]
- Δ.δ. Πέρδικας [ 743 ]
- η Πέρδικα [ 682 ]
- το Σφεντούρι [ 61 ]
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人物
脚注
関連項目
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