『ねなしぐさ 平賀源内の殺人』(ねなしぐさひらがげんないのさつじん)は、乾緑郎による日本の時代小説、ミステリー小説。「このミステリーがすごい!」で大賞を受賞した乾が、「歴史の謎」をテーマに描いた作品[1]。
ストーリー
登場人物
- 平賀源内
- 侍であり、本業は本草学者。医学、蘭学や鉱物の知識、戯作者、発明家といった多岐にわたる。
- 杉田玄白
- 平賀源内の友人。
- 田沼意次
- 老中[1]。
- 工藤平助
- 医者[1]。
- 志乃
- 源内を慕っている遊女[1]。
作風
品川庄司の品川祐によると、悲しい平賀源内の最期が報われる気がするように描かれている[1]。
宮部みゆきは2020年4月19日付の読売新聞で、本作について平賀源内の「史実を鵜呑みにしていいのか、磊落な天才の人生の行き着く先に、他の希望の道はなかったのだろうかと問いかける」ような作品であると評している[2]。
書誌情報
出典