『ねこロジカル』は、高田三加による日本の漫画作品。4コマ漫画。『モーニング』(講談社)にて、1996年5号から連載された。単行本は全2巻。
概要
ネコの生活、生態をネコの視点、哲学的な視点から4コマ漫画にした。
登場人物
猫
- 川上林太郎
- 一人称を「私」と呼び、哲学的に物を語る。時事問題にも詳しいつもり。食い意地が張っており、年々でかくなっていき、家もそれに連れてでかくなり、住処は「メゾン・ド・カワカミ」と呼ばれている。自分の色を「レモンイヱロー」と呼んでいるが周りからは黄ばんだ白と認識されており、洗濯されると別人と間違われる。3丁目の猫の集まり「ねことめざしの会」会長。マサオからは「ブーヤン」と呼ばれている。
- 山下帽子店
- 帽子店経営の老人、山下さんに飼われているねこ。頭上に、大きな黒の丸がある珍しい柄。渋谷に行ったことがあり、日頃巣鴨しか行ったことのないメンバーから「若者の巣鴨」と呼ばれている。気が小さい。帽子の事しか頭にない。
- 黒田ロク
- 利発で機敏。椋鳩十を読むインテリ。
- 後藤誠一
- 後藤家に飼われていたが、サラリーマン的な生活(定期的に餌をもらう生活)に嫌気が差し、自ら野良猫になるが、結局家に戻されるパターンが多い。寄る家寄る家で3つの名前を使い分けている。アメショーに次ぐツッコミ役。
- トラ吉
- トラ柄のネコ。従順で敏捷。長兄、次兄ともに「マイケル」。
- 名無し
- トラ吉と共に行動する。
- アメショー
- アメリカンショートヘア。川上と何をしても対立する、2丁目のボスネコ。皆のツッコミ役。上品な生活をしている。イエネコで外出には、命綱を着けている。
犬
- 竹芝梅三郎
- 犬。上着を着用して7年。高齢なため、ため息がち。町のファッションリーダー。
- ダルさん
- ダルメシアン。
- 山本五朗
- 出番の多い犬。恥ずかしがりや。住宅事情(日照権)に悩んでいる。
人間
- 川上春子
- 林太郎の飼い主。作中最強の人物。おもいっきりテレビ視聴者で、みのもんた症候群(健康番組で紹介された健康法、食材料理を鵜呑みですぐ実践するが三日坊主でやめる。)他に相撲、時代劇を見る。
- 寺田修司
- 儲けを動物の餌代に費やしている、自称動物保護官。陰気で軽い気持ちで飼おうとしている志望者を悪と思っており、首輪を月給3ヶ月分で買わせようとする。餌をもらいに来る林太郎を野良猫と勘違いしている。
- マサオ
- ポスト寺田を狙う小学生。夢はメジャーリーグだったが、あっさり変更した。
- ヨシオ
- マサオの友達。潔癖症で動物嫌い。