Zuse Z2は、コンラート・ツーゼが1940年に完成させた電気機械式コンピュータである[1][2][3]。
Z1を改良したもので、Z1と同様に機械式のメモリを使用しているが、演算と制御ロジックを電気式のリレー回路に置き換えている。Z2の写真や図面は第二次世界大戦中の連合軍による爆撃で失われた[4]。Z1が22ビット浮動小数点を使用したのとは対照的に、Z2は16ビット固定小数点演算を使用した。
ツーゼは1940年にドイツ航空研究所(DVL、現 ドイツ航空宇宙センター(DLR))でZ2のデモンストレーションを行った[1][2][3]。それに参加した同研究所のアルフレート・タイヒマン(ドイツ語版)教授は、後継モデルZ3の資金調達の一部を支援した[5]。
諸元
周波数
|
約5ヘルツ
|
演算装置
|
ワード長16ビット固定小数点
|
平均計算速度
|
加算操作0.8秒
|
リレー
|
600個
|
メモリ
|
64ワード(Z1と同等)
|
電力
|
1000ワット
|
重量
|
300キログラム
|
[6]
脚注
関連項目
外部リンク