1927年にシカゴでWilliam B. Ziff Sr.と Bernard G. Davisによって設立された。大半の歴史は愛好家向けの出版でしばしば自動車、写真、エレクトロニクスのような高価な趣味に焦点をあてた。1984年Ziff Davisは消費者向け雑誌の大部分をCBSに、業界誌をニューズ・コーポレーションに売却し、コンピュータと技術に焦点をあてた出版社となった。その後、ZDNetなど出版物に関連する複数のウェブサイトを立ち上げた。
投資会社Willis Stein & Partnersに買収された出版部門は社名を「Ziff Davis Media」と改め事業を行うが売り上げが下降し、Ziff Davis Mediaは2007年にエンタープライズ部門(eWEEK、Baseline, CIO Insight)を売却するなど[7]の方法で生き残りを図るが、2008年3月5日に連邦倒産法第11章の適用を受け事実上倒産[8]。その後2010年にボストンの投資会社・Great Hill Partnersが同社を買収するが[9]、2012年にはアメリカでクラウドサービスを手がけるJ2 Globalに売却されている[10]。その後2013年にはIGNの買収を発表し傘下に収めている[11]。2017年11月、オンラインメディア企業のマッシャブルを5000万ドルで買収した[12]。2021年10月J2 Global, Inc.はConsensus Cloud Solutions, Inc.をスピンオフし社名「Ziff Davis, Inc.」に変更した[13]。
一方で2007年に売却されたエンタープライズ部門は「Ziff Davis Enterprise」となり、「Linuxdevices.com」「Desktoplinux.com」などのサイトを運営していたが、2012年にQuinStreetに買収された[14]。しかしQuinStreetは大幅な人員カット・サイト閉鎖を行い、ほとんどのサイトは閉鎖された[15]。2020年5月eWEEK、Baseline, CIO Insightの旧エンタープライズ部門はTechnologyAdviceに譲渡された[16]。