Xperia 10 III(エクスペリア テン マークスリー)は、ソニーが開発した第5世代移動通信システム (5G) 対応スマートフォンである。2021年(令和3年)4月14日に公式YouTubeチャンネルで発表した[1]。
本項は派生モデルのXperia 10 III Liteも併せて記述する。
概要
Xperia 1 III 、Xperia 5 IIIとともにYouTube公式チャンネルで2021年4月14日に発表した[2]。XperiaのミッドレンジモデルであるXperia 10シリーズの2021年モデルで、Xperia 10 IIの後継機種である。Xperiaのミッドレンジモデルとして初めての5Gに対応している[3]。日本は2021年6月18日にNTTドコモ (SO-52B)、au (SOG04) 、7月2日にY!mobile (A102SO) 、が発売した。
特徴
ディスプレイ
6.0インチ 、アスペクト比21:9 Full HD+ (2520×1080) の有機ELディスプレイを採用し[4]、Xperia 10シリーズとしては初めてHDR表示に対応している[5]。
バッテリー
バッテリー容量は、3600 mAhであったXperia 10 IIから大幅に増加し、スマートフォンとしてはXperia史上最大の容量となる4500 mAhのバッテリーを搭載している[3][6][7]。従来モデルから対応していた「いたわり充電」に加え、Xperia独自の充電最適化技術により3年使っても劣化しにくいバッテリーを実現した[4][7]。
オーディオ
高音質化技術のDSEE UltimateにXperia 10シリーズとして新たに対応した[3]。本体上部に3.5 ミリメートルオーディオジャックを搭載[4]、360 Reality AudioやLDACに対応する[4]。
その他
日本国内モデルとしてはXperia 10 IIに比して、メインメモリは4 GBから6 GBへ、ストレージは64 GBから128 GBへそれぞれ増加し、IPX5/8の防水とIP6Xの防塵に対応する[3]。
Xperia 10 III Lite
Xperia 10 III Lite(エクスペリア テン マークスリー ライト)は2021年8月に発売したXperia 10 IIIの派生モデルである。
Xperiaで初めてeSIMに対応し、Xperia 10 IIIと同様にnanoSIMと合わせてデュアルSIM (DSDV) に対応している[8]。Xperia 10 IIIは128 GBであったストレージが64 GBに変更され、FMラジオ機能も省かれている[8]。
日本国内限定モデルで、楽天モバイル、goo Simseller、IIJmio、mineo、nuroモバイルが取り扱う[9][10][11][12][13]。
カラーバリエーション
グローバルモデルとして、ブラック、ホワイト、ブルー、ピンクの4色を販売する。ドコモ版 (SO-52B) は、ドコモオンラインショップ限定色としてイエローを設定する。
カラー
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カラー名
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Xperia 10 III
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Xperia 10 III Lite
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NTTドコモ (SO-52B)
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au (SOG04)
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Y!mobile (A102SO)
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海外版 (XQ-BT52)
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楽天モバイル (XQ-BT44)
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MVNO (XQ-BT44)
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ブラック
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ホワイト
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ブルー
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ピンク
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イエロー
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○ (ドコモオンラインショップ限定)
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歴史
- 2021年4月14日
- ソニーがYouTube公式チャンネルでXperia 10 IIIを発表[2]。
- 2021年4月15日
- KDDIがauブランドでの取り扱いを発表、予約受付開始[14]。
- 2021年4月16日
- NTTドコモが取り扱いを発表、予約受付開始[15]。
- 2021年6月18日
- ソフトバンクがY!mobileブランドでの取り扱いを発表、予約受付開始[16]。
- NTTドコモがXperia 10 III SO-52Bを発売[17]。
- KDDIがXperia 10 III SOG04を発売。
- 2021年7月2日
- Y!mobileがXperia 10 III(A102SO)を発売[18]。
- 2021年8月20日
- ソニーがXperia 10 III Liteを発表[8]。楽天モバイル、NTTレゾナント、インターネットイニシアティブ、オプテージ、ソニーネットワークコミュニケーションズが、それぞれ楽天モバイル、goo Simseller、IIJmio、mineo、nuroモバイルでの取り扱いを発表[9][10][11][12][13]。
- 2021年8月27日
- 楽天モバイルおよび各MVNOがXperia 10 III Liteを発売[9][10][11][12][13]。
脚注
外部リンク