Software Freedom Conservancy(SFC)とは、フリーソフトウェア、オープンソースソフトウェアプロジェクトのために、非営利的な拠点、基盤を提供する組織である[1][2]。
概要
当組織は2006年に設立された[3][4]。SFCには多くのオープンソース・フリーソフトウェアプロジェクトが「会員」(Members)として参加している。各メンバー・プロジェクトは、以下の非営利組織向けの法的サービスの提供を受けることができる[5]。
- 課税控除された寄付金の配分(Tax-Deductible, Earmarked Donations)
- 資産受託管理(Asset Stewardship)
- 契約の交渉と締結(Contract Negotiation and Execution)
- GPLなど著作権を基盤に置くFLOSSライセンスの違反是正、エンフォースメント(FLOSS Copyright License Enforcement)
- 資金集めの手助け(Fundraising Assistance)
- 基本的な法的助言およびサービス(Basic Legal Advice and Services)
- カンファレンス開催計画の支援(Conference Logistical Support)
- 非営利組織運営にまつわる雑務を回避(Avoid Non-Profit Administrivia)
- リーダーシップに関するメントーリング、助言、指導(Leadership Mentoring, Advice and Guidance)
- 個人への法的責任をいくらか軽減(Some Personal Liability Protection)- とりわけプロジェクトリーダーなど主要開発者に対するもの。
上記サービスを主に当組織が肩代わりし、各FLOSSプロジェクトの開発者は税務、金銭管理、商標管理[注釈 1]や法的責任など法律上の各問題とらわれることなく、開発に集中できる。
2010年10月、当組織は、ブラッドリー・M・クーンを初の代表取締役(Executive Director)[6]、その1年後には初の法務顧問(英語版)としてトニー・セブロ(Tony Sebro)[7]を雇用した。
理事
2011年10月時点における当組織の理事は以下のとおりである[8][9]。
過去の理事
会員
SFCには以下のようなプロジェクトが加盟している[10]。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク