Integrated Cargo Carrier (ICC)では、ISSのロシア画分SPACEHAB Oceaneering Space System Box (SHOSS)に取り付けられたSTRELAとして知られるロシアの荷役クレーンと、ORU Transfer Device (OTD)と呼ばれるアメリカ合衆国の荷役クレーンが運ばれた。
他にも、Student Tracked Atmospheric Research Satellite for Heuristic International Networking Equipment (STARSHINE)やShuttle Vibration Forces Experiment (SVF)、Orbiter Integrated Vehicle Health Monitoring - HEDS Technology Demonstration (IVHM HTD)等のペイロードが運搬された。
STARSHINE衛星は、48.3cmの球の空洞が、平らで磨かれた直径1インチの1000枚の鏡で均一に囲まれた構造をしている。STARSHINE衛星のペイロードは、Pallet Ejection System (PES)と一体化され、蓋のない内部に収められた。1つのHH Lightweight Avionics Plate (LAP)から構成されるHH equipmentも内部に収められた。HH equipmentは、Hitchhiker Ejection System Electronics (HESE)、142リットル容量のHH canister、Adapter Beam Assembly (ABA)が各1つずつで構成される。このペイロードの目的は、ボランティアの学生達の訓練のために、数ヶ月に渡ってこの反射しやすい衛星を観測させることだった。