NBAスキルチャレンジ

NBAスキルチャレンジ(正式にはタコベル・スキルチャレンジ)は、NBAが毎年2月に開催されるNBAオールスターゲームに先立って開かれるNBAオールスターウィークエンドの中で土曜日に行われるコンテストである。2003年から開催されている。パス、ドリブル(ボールハンドリング)、シューティングの技術を競う競技である。現行のコンテストでは、最初にレイアップショット、次に3つの障害物の間をドリブルで抜け、ネットに直接パスを投げ入れ、続いて、ゴール正面20フィートからジャンプショットを決め、次に、2つ以上の障害物の間をドリブルで抜け、味方チームの選手にパスを送る。 パスを受けたプレーヤーが同じことを繰り返す。すべての通過点を失敗なく終えるとタイム計測が止まり、その時間が記録となる。イーストチームで最短時間のチームとウェストチームで最短時間のチームが勝ち上がり、決勝戦を行う。2013年までは個人戦で行われていたが、2014年よりペアー戦となった。

歴代チャンピオン

スティーブ・ナッシュ (2005, 2010)
ドウェイン・ウェイド (2006, 2007)
* 殿堂入り
^ 現役選手
Year Player Team Time
(sec.)
2003 アメリカ合衆国の旗 ジェイソン・キッド* ニュージャージー・ネッツ 35.1
2004 アメリカ合衆国の旗 バロン・デイビス ニューオーリンズ・ホーネッツ 31.6
2005 カナダの旗 スティーブ・ナッシュ* フェニックス・サンズ 25.8
2006 アメリカ合衆国の旗 ドウェイン・ウェイド マイアミ・ヒート 26.1
2007 アメリカ合衆国の旗 ドウェイン・ウェイド (2) マイアミ・ヒート (2) 26.4
2008 アメリカ合衆国の旗 デロン・ウィリアムス ユタ・ジャズ 25.5
2009 アメリカ合衆国の旗 デリック・ローズ^ シカゴ・ブルズ 35.3
2010 カナダの旗 スティーブ・ナッシュ* (2) フェニックス・サンズ (2) 29.9
2011 アメリカ合衆国の旗 ステフィン・カリー^ ゴールデンステート・ウォリアーズ 28.2
2012 フランスの旗 トニー・パーカー サンアントニオ・スパーズ 32.8
2013 アメリカ合衆国の旗 デイミアン・リラード^ ポートランド・トレイルブレイザーズ 29.8
2014 アメリカ合衆国の旗 デイミアン・リラード^ (2) ポートランド・トレイルブレイザーズ (2) 45.2
アメリカ合衆国の旗 トレイ・バーク^ ユタ・ジャズ (2)
2015 アメリカ合衆国の旗 パトリック・ビバリー^ ヒューストン・ロケッツ -
2016 ドミニカ共和国の旗 カール=アンソニー・タウンズ^ ミネソタ・ティンバーウルブズ -
2017 ラトビアの旗 クリスタプス・ポルジンギス^ ニューヨーク・ニックス -
2018 アメリカ合衆国の旗 スペンサー・ディンウィディー^ ブルックリン・ネッツ (2) -
2019 アメリカ合衆国の旗 ジェイソン・テイタム^ ボストン・セルティックス -
2020 アメリカ合衆国の旗 バム・アデバヨ^ マイアミ・ヒート (3) -
2021 リトアニアの旗 ドマンタス・サボニス^ インディアナ・ペイサーズ -
2022 アメリカ合衆国の旗 ダリアス・ガーランド^ クリーブランド・キャバリアーズ
アメリカ合衆国の旗 エバン・モーブリー^ クリーブランド・キャバリアーズ
アメリカ合衆国の旗 ジャレット・アレン^ クリーブランド・キャバリアーズ
2023 アメリカ合衆国の旗 コリン・セクストン^ ユタ・ジャズ (3)
フィリピンの旗 ジョーダン・クラークソン^ ユタ・ジャズ (3)
アメリカ合衆国の旗 ウォーカー・ケスラー^ ユタ・ジャズ (3)

出場者

プレーヤー(太字) 優勝者
プレーヤー(斜体) 代替
プレーヤー(#) 出場回数
シーズン プレーヤー
2003 ジェイソン・キッド, ステフォン・マーブリー, トニー・パーカー, ゲイリー・ペイトン
2004 アール・ボイキンス, バロン・デイビス, デレック・フィッシャー, ステフォン・マーブリー (2)
2005 ギルバート・アリーナス, アール・ボイキンス (2), スティーブ・ナッシュ, ルーク・リドナー
2006 レブロン・ジェームズ, スティーブ・ナッシュ (2), クリス・ポール, ドウェイン・ウェイド
2007 コービー・ブライアント, レブロン・ジェームズ (2), クリス・ポール(2), ドウェイン・ウェイド (2)
2008 ジェイソン・キッド (2), クリス・ポール (3), ドウェイン・ウェイド (3), デロン・ウィリアムス
2009 デビン・ハリス, ジャミーア・ネルソン[b], トニー・パーカー (2), デリック・ローズ, モーリス・ウィリアムス
2010 ブランドン・ジェニングス, スティーブ・ナッシュ (3), デリック・ローズ[c], デロン・ウィリアムス (2), ラッセル・ウェストブルック
2011 ステフィン・カリー, クリス・ポール (4), デリック・ローズ (2), ジョン・ウォール, ラッセル・ウェストブルック (2)
2012 ステフィン・カリー[d] (2), カイリー・アービング, トニー・パーカー (3), レイジョン・ロンド, ジョン・ウォール(2), ラッセル・ウェストブルック (3), デロン・ウィリアムス(3)
2013 ドリュー・ホリデー, ブランドン・ナイト, デイミアン・リラード, ジェレミー・リン, トニー・パーカー (4), ジェフ・ティーグ
2014 デマー・デローザン/ヤニス・アデトクンボ, マイケル・カーター=ウィリアムス/ビクター・オラディポ, レジー・ジャクソン/ゴラン・ドラギッチ, デイミアン・リラード(2)/トレイ・バーク
2015 アイザイア・トーマス vs. ジョン・ウォール (3), パトリック・ビバリー, マイケル・カーター=ウィリアムス (2), ロバート・コビントン, エルフリッド・ペイトン vs. ジェフ・ティーグ (2) vs. トレイ・バーク (2) vs. ブランドン・ナイト (2), ジミー・バトラー, デニス・シュレーダー vs. カイル・ロウリー
2016 ジョーダン・クラークソン vs. C・J・マッカラム, アイザイア・トーマス (2) vs. パトリック・ビバリー (2), エマニュエル・ムディエイ vs ドレイモンド・グリーン vs. カール=アンソニー・タウンズ, デマーカス・カズンズ vs. アンソニー・デイビス

  • 歴代最速タイム.[1]
  • ジャミーア・ネルソンは怪我のためモー・ウイリアムスが出場
  • デリック・ローズは怪我のためラッセル・ウェストブルックが出場
  • ステフィン・カリーは怪我のためレイジョン・ロンドが出場
  • 2015年からペアー4チーム、2ラウンド戦に変更になった。

脚註

  1. ^ NBA.com "Deron Williams to defend his Skills Challenge Record, 2010 All Star"

外部リンク