JUSCANZ(ジャスカンツ)は、国際連合人権理事会などの国際連合総会第三委員会(英語版)、国際連合総会第四委員会(英語版)等の国際連合の機関において価値観を共有する国々で構成された非公式の情報共有を行う枠組み[1][2]。国連地域グループシステムにおいては、構成国の大半が含まれる「西ヨーロッパ・その他グループ(WEOG)」のサブセクションと位置付けられている。 WEOGにおいて支配的であるEU圏にへの対抗勢力となることを目的とする。
名称は、構成国である日本(Japan)、アメリカ合衆国(United States)、カナダ(Canada)、オーストラリア(Australia)、ニュージーランド(New Zealand)のアクロニムである[3]。
役割
JUSCANZの役割は、主に国連における構成国間の情報共有にある。国連地域グループとは異なり、政策合意形成機能は有さない[4]。
構成国
構成国は固定されておらず、歴史を通じて変化し続けているが、グループの会議に参加している主な国として、以下の国々が挙げられる[1][5]。
潜在的な構成国
イスラエルの参加
2010年1月22日、イスラエルは国際連合ジュネーブ事務局におけるグループへの会合に参加することが許可されたが、国際連合本部や他の二つの主要な事務局であるウィーン、ナイロビでの会合への参加は許可されていない[8]。
イスラエルはロビー活動を積極的に展開し、2014年2月11日、ニューヨークに本部を置く全ての国連委員会に関連するグループの会合に参加することが認められた[9]。
脚註
関連項目