H&K HK69は、ドイツのH&K社が開発した口径40mmの擲弾発射器である。
構造
HK69の構造は、アメリカ製のM79に類似した中折単発式のグレネードランチャーであるが、ピストルグリップや引き込み式の銃床を有するなど、より先進的な形状をしている。また、HK69の撃鉄は外部に露出しており、シングルアクション式に操作できるため、起こされた撃鉄の解除を容易に行える。
ドイツ連邦軍は、HK69をグラナートヴェルファー(Granatwerfer 擲弾発射器)ではなく、グラナートピストーレ(Granatpistole 擲弾拳銃)と呼称している。派生型として、G3やG36などのアサルトライフルに装着できるHK79 アドオン・グレネードランチャーがある。
HK69・HK79シリーズの後継機種として、同じH&K社によってAG36が開発されている。
登場作品
映画
- 『RONIN』
- サム(ロバート・デ・ニーロ)が使用。
- 『ミニミニ大作戦』
- 後半、現金輸送車を地下のトンネルに落とした後、スモーク弾(麻酔)を車の中に打ち込む際に使用。
- 『13時間 ベンガジの秘密の兵士』
- GRSのジョン・“ティグ”・タイジェンが使用。領事館からの撤収途中で落としてしまう。
アニメ
- 『フルメタル・パニック? ふもっふ』
- 第三話「鋼鉄のサマー・イリュージョン」において日向家に乗り込む際に、相良宗介が使用。
- 『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』
- クライマックスにおいて、漂流島に乗り込んだ際に次元大介が使用。
漫画
- 『TISTA』
- 『海竿』
- 『チェイサー朱理』
- 『未成年J』
ゲーム
- 『WarRock』
- 重火器兵用の課金武器として登場。
- 『グランド・セフト・オートシリーズ』
-
- 『GTAIV:TLAD』『GTA:TBoGT』
- 「グレネードランチャー」の名称で登場する。
- 『ディノクライシス』
- カスタムパーツを手に入れることで、3連発が可能となる。
- 『ディノクライシス2』
- 信号弾を発射する。イベント戦で使うのみだが、弾数無限で、強力な砲撃支援を受けられる。
- 『パラサイト・イヴ2』
- 「グレネード・ピストル」の名称で登場。序盤から使えるが、1発装填なので扱いづらい。
- 『レッドクルシブル2』
- 「Panzer Pistol」という名称で登場。直撃させると一撃で敵を倒せる。
外部リンク