39番街駅(39番街-ダッチ・キルズ駅とも)はニューヨーク市地下鉄BMTアストリア線の駅で、クイーンズ区ロングアイランドシティの39番街-31丁目にある。終日N系統が停車し、平日にはW系統も停車する。
駅構造
39番街駅はアストリア線の他の駅と同じく、IRTの路線として1917年2月1日に開業した高架駅で、当時はBRT(後のBMT)との共同運行が行われていた[2]。2面3線の相対式ホームを有する。中央の線路は駅の南側で両側の線路と合流している。この線路は2002年頃までは使用されていたが、現在は営業運転では使用されていない。
プラットホームにはガラス張りの風防が設けられ、両端を除く全体には屋根が架けられている。駅名標はニューヨーク市地下鉄で標準的な黒地に白のレタリングを施したものであり、「39 Av - Dutch Kills」と書かれている。
39番街駅は、2015年から2019年にかけてのMTAの投資計画で全面改修の対象となる30駅のひとつに挙げられており、2018年7月2日から翌2019年1月28日まで改修工事を行った[3][4][5]。この改修により、Wi-Fiや携帯電話の充電ステーションが導入され、サイネージや駅舎照明の改善が図られた[6][7]。この工事は2017年4月14日に締結された契約の下でスカンスカ社によって行われた[8]。
出入口
ホームおよび線路の下に駅舎が設けられている。各ホームから2本の階段で降りると、新聞スタンドと改札機が設けられたホーム間連絡通路に降りることができる。改札を出るとトークンブースがあり、その先に39番街-31丁目交差点の北西角および南東角に降りる階段がある。ホームの階段の基部には、通りに出る階段に直接出られる非常口が設けられている[9]。
脚注
- ^ “Facts and Figures: Annual Subway Ridership”. Metropolitan Transportation Authority. 2016年4月18日閲覧。
- ^ “First Train Runs On Elevated Line to Astoria Section”. Brooklyn Daily Eagle (February 1, 1917). 29 June 2015閲覧。
- ^ “Broadway & 39 Av NW Stations to Undergo Extensive Repairs & Renovations” (英語). www.mta.info. Metropolitan Transportation Authority (June 8, 2018). June 8, 2018閲覧。
- ^ “Broadway and 39 Av stations will temporarily close for extensive renovation All times beginning 5 AM, July 2, until February 2019” (英語). web.mta.info. Metropolitan Transportation Authority (June 2018). June 18, 2018閲覧。
- ^ “Planned Service Changes for: Monday, January 28, 2019”. travel.mtanyct.info. Metropolitan Transportation Authority. January 28, 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。January 28, 2019閲覧。
- ^ “MTA Will Completely Close 30 Subway Stations For Months-Long "Revamp"”. Gothamist. 2016年7月18日閲覧。
- ^ “MTAStations”. Government of the State of New York. 2016年7月18日閲覧。
- ^ “Capital Program Oversight Committee Meeting”. mta.info. Metropolitan Transportation Authority. p. 17 (April 2017). April 24, 2017閲覧。
- ^ “MTA Neighborhood Maps: Long Island City”. Metropolitan Transportation Authority (2015年). 27 September 2015閲覧。
外部リンク