2024年パリオリンピックの陸上競技(2024ねんパリオリンピックのりくじょうきょうぎ)は、8月1日から11日までの競技日程で実施される。
ワールドアスレティックスは2022年7月25日のカウンシルでタイム順に代わり、一部短・中距離に限り敗者復活制度を導入[1]。
競歩において、前回東京大会で最後の実施となった男子50km競歩に代わり男女混合競歩リレーを実施するため、オリンピックの陸上競技史上始めて男女の種目数が同数となる。当初は競歩混合団体種目として35km競歩が予定されていたが、2023年4月8日にマラソンと同じ42.195kmを男女1人ずつ4区間のリレーで行うことが発表された[2]。
今大会の個人種目では対象期間内[注 1]に参加標準記録を満たした者のほか、ワールドアスレチックスが定める世界ランキング(英語版)により、1ヶ国から1種目あたり3名まで出場資格が与えられる[3][4]。また、ユニバーサリティ出場枠として、いずれかの性別で上記の出場資格を得た選手が存在しないNOCは、出場資格を得た選手が存在しない性別の選手1名を1種目(100m、800m、マラソンのいずれか)にエントリーさせることができる[3][4]。リレー種目は2024年世界リレー(ナッソー)の上位14ヶ国と、対象期間内[注 1]における世界陸連のリレー成績表により選出される残りのチームの、合わせて各種目最大16ヶ国に出場枠が与えられる[3][4]。競歩の団体種目は2024年世界競歩チーム選手権大会(英語版)(アンタルヤ)の上位16チームと、世界陸連の競歩ランキングに基づく男女各1名それぞれのランキングスコアの合計によって、計25チームが選出される[4]。
マラソンの日本代表は、2023年10月に開催されたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)とそれに続くMGCファイナルチャレンジの結果により、男女3名ずつの代表選手が内定した[5][6]。
競歩の個人種目には、2024年日本選手権優勝の池田向希、藤井菜々子ら5名が代表に内定した。競歩リレー(男女混合)では、アンタルヤで開催された世界競歩チーム選手権大会にて2チームの枠を確保し、3名(岡田久美子は個人種目と重複)が代表に内定した[7][8]。
10000mを除くトラック種目、フィールド種目では、ブダペストで開催された2023年世界陸上の女子やり投で優勝した北口榛花が代表に内定したほか、主に2024年日本選手権優勝・入賞者を対象に代表が選考される[9]。
2022年12月20日、パリオリンピックの参加標準記録が発表された[4][10]。
年齢制限は以下のとおり[4]。
マラソンと競歩を除き、8月2日から10日まで昼と夜の二部構成でスタッド・ド・フランスにて実施。競歩はトロカデロ広場で8月1日と7日に、マラソンはパリ市庁舎からアンヴァリッドまでのコースで8月10日と11日に実施される。競技日程は以下のとおり[11]。男女ともに100mのみ予備予選を実施する。今大会では、女子マラソンが導入された1984年ロサンゼルス大会以来初めて、女子マラソンが男子マラソンより後の大会最終日に開催される[12]。
時刻はいずれも中央ヨーロッパ夏時間(UTC+2)。
Lokasi Pengunjung: 18.223.171.140