2022年の東北楽天ゴールデンイーグルスでは、2022年シーズンについての東北楽天ゴールデンイーグルスの動向をまとめる。
この年の東北楽天ゴールデンイーグルスは石井一久GM兼監督の2年目のシーズンである。
前年はレギュラーシーズン3位で2年ぶりのクライマックスシリーズ進出を果たしたチームは石井GM兼任監督が続投[1]。1085残塁(リーグ最多)、532得点(リーグ4位)にとどまった打線[2]を強化すべく、前福岡ソフトバンクホークス一軍打撃コーチの立花義家を招聘[3]。また一軍外野守備走塁コーチには前オリックスの佐竹学を招聘した体制で[4]球団史上初の2年連続Aクラス、さらには2013年以来となるリーグ優勝・日本一を目指すシーズンに臨んだ。さらに、今シーズンは球団として12年ぶりにキャプテンを置かずにペナントレースを戦う[5]。
オープン戦は11勝2敗3分の1位で終えた[6]。
3月25日の開幕戦対ロッテ戦(楽天生命)こそ完封負けで落とし、更にチーム内に新型コロナウイルスの感染者増により4月2、3日の対ソフトバンク戦2試合を中止するなどしたものの、開幕から10試合を8勝2敗で、開幕8連勝で首位を走るソフトバンクを猛追、4月16日の直接対決(北九州市民球場)で8回裏に1点リードを許した後の9回表、ソフトバンクの抑え森唯斗からこの日誕生日の西川遥輝が逆転2点本塁打を放ち逆転勝利し首位に浮上すると[7]、4月26日から5月10日まで、球団新記録かつ初の2桁連勝となる11連勝(1引分を挟む)で、31試合終了時点で24勝6敗1分の勝率.800、2位ソフトバンクに4.5ゲーム差と首位を独走する。開幕から30試合経過時点で6敗以下となったのは、1983年巨人以来39年ぶり、2リーグ制後8度目で、パ・リーグでは1979年近鉄以来43年ぶり3度目の快挙となった[8]。
しかし直後に4連敗するなど同月に4連敗2回、2連敗1回を喫し、同月は結局勝率5割、5月31日にはソフトバンクと入れ替わりで首位から陥落する。交流戦に入り、最終盤の6月11日に2度目の首位浮上を果たすが、リーグ戦再開初戦となるソフトバンク3連戦に3連敗して6月18日には首位を明け渡し、直後の2連勝で6月22日に3度目の首位浮上を果たしたものの次の6月24日に敗れ首位を明け渡すと、そのままシーズン終了まで首位に浮上することはなくシーズン5回目の3連敗[注 1]を喫した8月13日には、日本プロ野球史上初めて貯金18から貯金0まで成績を落とした[9]。
9月26日、対日本ハム最終戦(札幌ドーム)に敗れたことにより楽天のシーズン優勝の可能性が消滅し、同日後刻ソフトバンクが勝利したことにより2位以内の可能性も消滅した。続く27日こそ優勝を争うオリックスに勝利したものの、28日には0.5ゲーム差で追う3位西武との直接対決を0-1で落とし、続く29日の対ソフトバンク24回戦も初回の0-4から一度は追いつきながらも結局4-5で敗れ、141試合消化時点で2年ぶりのBクラスが確定した[10]。翌30日の対ソフトバンク最終戦にも1-5で敗れ、3連敗を喫すると同時に開幕戦以来の勝率5割未満となったが同日、5位のロッテがオリックスにサヨナラ負けしたことにより楽天のシーズン4位が確定した。開幕から30試合で6敗以下だったチームは、1950年の中日(開幕30戦5敗の松竹に次ぐ2位だった。)を除き全てリーグ優勝を果たしていたが優勝を逃した史上2例目、かつ最終成績がBクラスとなった史上初の事例となった[8]。
結局、シーズン最終戦のオリックス戦にも2-5で敗れ4連敗し眼前でオリックスに連覇を決められるとともに2年ぶりのシーズン5割未満となる借金2、特に本拠地の楽天生命パークでは最後に8連敗、年間28勝39敗1引分と大幅に負け越してシーズンを終えた[11][注 2]。
金曜日に開催された公式戦では2勝22敗、5月6日対オリックス戦(京セラドーム大阪)の勝利の後、シーズン金曜日最終戦となった9月30日対ソフトバンク戦まで19連敗で、本拠地楽天生命パーク宮城に限ると14戦全敗、2021年6月25日対ソフトバンク戦の勝利の後勝利なしのままシーズンを終えた[12]。
[注 3]
[注 4][注 5]
本節では、前レギュラーシーズン終了から本シーズン開幕までの支配下選手・育成選手の登録・抹消について記述する。なお、抹消の去就は、球団職員又はスポーツ関係・芸能関係の職業に転身した場合等、去就が公のものとして扱われるもののみを記載し、空欄は前述以外の一般職業に転身もしくは去就不明を示す。また、退団区分は自由契約・任意引退・詳細不明である場合については、記載しない。
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本節では、本シーズン開幕から終了までの入退団について記述する。
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