1983年熊本県議会議員選挙

1983年熊本県会議員選挙
熊本県
1979年 ←
1983年4月10日
→ 1987年

改選数 56
選挙制度 中選挙区制
有権者数 1,297,484
選挙後の党派別勢力図

投票率 72.22% (減少 3.39%)
  第1党 第2党 第3党
 
政党 自由民主党 日本社会党 公明党
選挙前議席 40 5 3
獲得議席 40 6 3
議席増減 増減なし 増加1 増減なし
得票数 606,211 74,142 41,137
得票率 65.77% 8.04% 4.46%

  第4党
 
政党 日本共産党
選挙前議席 1
獲得議席 1
議席増減 増減なし
得票数 36,208
得票率 3.93%

選挙前熊本県知事

細川護熙
自由民主党

選出熊本県知事

細川護熙
自由民主党

1983年熊本県会議員選挙(1983ねんくまもとけんかいぎいんせんきょ)は、熊本県議決機関である熊本県議会を構成する議員を全面改選するために行われる選挙で、第10回統一地方選挙の前半戦投票日である4月10日投票が行われた。

概要

熊本県議会議員の任期(4年)が満了したことによる選挙である。今回選挙では、共産党が全選挙区で候補者を擁立したため、1959年県議選以来実に24年ぶりに無投票選挙区が解消された。

選挙の結果、自民党が改選前と同数の40議席を獲得し、引き続き絶対的多数を維持した。全選挙区に候補者を立てた共産党は、改選前と同じ1議席にとどまったが、県議会初の革新系女性議員となった中島絹子氏を当選させたことで、マスコミや県民からの注目を集めた[1]

基礎データ

  • 選挙事由:任期満了
  • 告示日:1983年3月29日
  • 投票日:1983年4月10日
  • 議員定数:56名
  • 選挙区:24選挙区
  • 候補者数:99名

選挙結果

党派別当選者数及び得票数
党派 議席数 得票
改選前 得票数 得票率
自由民主党 31 1 8 40 40 606,211 65.77%
日本社会党 4 0 2 5 6 74,142 8.04%
公明党 2 0 1 3 3 41,137 4.46%
日本共産党 0 0 1 1 1 36,208 3.93%
新自由クラブ 0 0 0 1 0 9,856 1.07%
民社党 0 0 0 1 0 9,404 1.02%
  無所属 1 0 5 2 6 144,798 15.71%
合計 38 1 17 53 56 921,757 100.00%
投票者数(投票率) 937,000 72.22%
有権者数 1,297,484 100.00%

出典:『熊本県の選挙50年の歩み』[2]

当選者

 自民党   社会党   公明党   共産党   無所属 

熊本市 八木繁尚 倉重剛 永田健三 今井洸
八浪知行 広瀬博美 中島絹子 藤川俊夫
三角保之 大西靖一 馬場三則 林田幸治
野田将晴 堀内常人 中村晋 柴田徳義
八代市 木村健一 小早川宗一郎 中島隆利
人吉市 井上龍生
荒尾市 前畑淳治 酒井善為
水俣市 深水𠮷彦
玉名市 橋本太郎
本渡市 金子康男
山鹿市 古閑一夫
牛深市 西岡勝成
菊池市 魚住汎英
宇土市 鏡昭二
飽託郡 幸山繁信
宇土郡 阿曽田清
下益城郡 水田伸三 米原賢士
玉名郡 島津勇典 島田幸弘 平川和人
鹿本郡 小材学 花籠幸一
菊池郡 舟津正光 荒木詔之
阿蘇郡 今村来 山本靖 北里達之助
上益城郡 児玉文雄 永田悦雄 甲斐孝行
八代郡 久保一明 岩永米人
葦北郡 山本秀久
球磨郡 宮元玄次郎 岩崎六郎 高田昭二郎
天草郡上島 小谷久爾夫 水野秀昭
天草郡下島 池田定行 三浦哲

脚注

参考文献

  • 熊本県議会事務局 編『熊本県議会史 第八巻』熊本県議会、2017年。 
  • 熊本県選挙管理委員会『熊本県の選挙50年の歩み』熊本県選挙管理委員会、1999年。