高橋 一穂(たかはし かずほ、1953年1月18日 - )は、日本の実業家・レーシングドライバー。愛知県出身。
大学を2年で中退し、19歳で日野自動車のセールスマンとなる。25歳で独立し、知り合いの会社に間借りして無店舗による中古車販売業を起業。その後、新車ディーラーに事業転換を図り、29歳で愛知県内に4店舗・年商9億円の企業(株式会社ホンダベルノ東海)にまで成長させる。1998年には名証2部に上場し、その資金で赤字のディーラーを買収して短期間で黒字化する手法で拡大を続け、2003年に現在のVTホールディングスに社名変更し、ホンダ系・日産系のディーラーや企業再生などを手掛け現在は売上高約2,000億円、従業員数3,700人以上に成長させている。
根っからの車好きが高じて、自らハンドルを握りオーナー兼レーサーとして参戦。60歳を過ぎても日本のトップカテゴリーであるSUPER GTに高齢ドライバーとして、由良拓也デザインのムーンクラフト・紫電を駆り、加藤寛規をパートナーに参戦している。2008年には「ミスタール・マン」の異名をとる寺田陽次郎率いる「TEAM TERRAMOS」よりル・マン24時間レースにも参戦した(ドライバーは寺田・加藤・高橋の3人で、マシンはクラージュ・無限を使用)。
高齢かつ社長兼業という事情を抱えているものの、フォーミュラカーのカテゴリ出身の若いレーシングドライバーに対して引けを取らない戦いぶりを見せる。60代にして多忙な仕事の合間を縫っての鍛錬を欠かさない遅咲きの努力家であり、中年の星、日本一のアマチュアと評されて、ファンも多い。2006年から2008年にかけてはSUPER GT・GT300クラスのシリーズチャンピオン争いに絡む活躍を見せていた。
2009年はSUPER GTの第1戦には参戦したが、本業に専念しなければならない状況となった為、第2戦からは吉本大樹が代わってステアリングを握った。2010年も濱口弘が代わりにドライブしているが、同年の第6戦・ポッカGTサマースペシャルでは久々に第3ドライバーとして登録が復活。2011年からは3年ぶりにフル参戦しており、2013年-2014年はマクラーレン・MP4-12Cを使用し、2015年からマザーシャシーを使ったロータス・エヴォーラで参戦している。高齢の関係から2019年限りでSUPER GTでのドライバー活動は終了したが[1]、スーパー耐久等の他カテゴリでの活動は継続する方針である。
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