馬場 英雄(ばば ひでお)は、日本のゲームクリエイター。かつてはバンダイナムコエンターテインメントのプロデューサーを務め、主に『テイルズ オブ シリーズ』を手掛けていた[1]。また、株式会社スタジオイストリアの代表取締役に就任していた[2][3]。
経歴
当初は映像業界での仕事をしていた[4]が、その後ダメ元でナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)に応募し[5]2001年にキャリア採用で入社[6]。RPGの制作を希望していたが「鉄拳」のチームに配属され、2002年ごろに『デス バイ ディグリーズ』の企画にかかわる[5]。同作品の海外版の作業が一段落した2004年ごろ、『テイルズ オブ シリーズ』の人員募集の打診を受け、『テイルズ オブ ジ アビス』にヘルプでかかわり、映像の制作などを行う[5]。そのような中で、同シリーズのプロデューサー吉積信に新たな企画を考えて欲しいという話を持ちかけられる[5]。当時、過去のゲームを現代のものに合わせたゲーム性でリメイクするという流れがあったことから、1997年に発売された『テイルズ オブ デスティニー』のリメイクを行うことになり、これが『テイルズ オブ シリーズ』への本格的なかかわりとなる[5]。
2007年のニンテンドーDS用ソフト『テイルズ オブ イノセンス』以降『テイルズ オブ シリーズ』のブランドマネージャー兼プロデューサーを務める[4]。2016年には『テイルズ オブ シリーズ』IP総合プロデューサー[7]としてゲーム開発の監督やIPプロデューサーを担当し、プロデューサー業は深谷泰宏が引き継いでいる[8]。
2016年10月にスクウェア・エニックスに入社[9]。2017年2月、スクウェア・エニックス・ホールディングスが同年1月に発足した株式会社スタジオイストリアの代表取締役となる[10][2]。
2018年12月末にスタジオイストリアの代表取締役を退任、また2019年3月末にはスクウェア・エニックスを退社[3][11]。
人物
テイルズ オブ シリーズでは戦闘システムについてプログラマーの有働龍郎と試行錯誤しており、物語やキャラクター表現といったシリーズの魅力を守りつつ、戦闘の新たな部分に踏み込むことを意識している[12]。
欧州版『テイルズ オブ グレイセス エフ』の海外メディアインタビューにて「JRPGはチームにとって最高のゲームジャンルで、私達はスカイリムのようなオープンワールドのゲームを作成するつもりはない」と語っている[13]。
製作に関わった作品
ゲーム
アニメ
脚注
外部リンク
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