陣屋町(じんやまち)とは、江戸時代の日本における都市形態のひとつである。当該地域の行政の中心施設として陣屋や代官所が置かれた町地を指す。一方で城を中心に発展した町を城下町という。
概要
江戸時代の藩・知行所における陣屋、もしくは天領における代官所などを中心に形成された町である。侍屋敷が建ち並び、また陣屋に関わる武士等を相手に商売を営む商工業者が集まり発展した町である。
なお、江戸時代における城下町の多くは、藩庁が置かれていたため、広義では陣屋町の一種ともいえる。
現代において、この陣屋町を起源にもつ地区は多くあり、「陣屋町」「陣屋」などがしばしば地名として残っているほか、町並み保存が行われ、観光地となっているところもある。
陣屋町の例
東北地方
関東地方
- 真壁(桜川市)戦国時代に築かれた真壁城を中心に城下町が成立していたが、江戸時代初期に真壁城は廃城となり、その後、陣屋を中心とした陣屋町に
- 甘楽町(小幡藩小幡陣屋)中心地区の小幡は陣屋町で大名庭園・楽山園がある
中部地方
近畿地方
中国・四国地方
九州地方
関連項目