長崎県道26号佐世保港線(ながさきけんどう26ごう させぼこうせん)は、長崎県佐世保市を通る県道(主要地方道)である。
概要
佐世保市平瀬町から佐世保市松浦町に至る総延長421 mの路線である。地元では通称国際通りとも呼ばれている。
このような経緯から、幅員は極端に広く、松浦町 - 上町間の旧国道区間は6車線、平瀬町内の旧鎮守府構内道路区間は中央分離帯つき4車線。6車線区間は県道11号へのアプローチのために車線変更を行う車が錯綜する。佐世保市消防局(1989年(平成元年)移転)、佐世保市総合医療センター(1990年(平成2年)移転)、佐世保中央IC(2010年(平成22年)設置)などが沿線に位置し、交通量は増加している。
路線データ
歴史
戦前の旧国道33号(松浦町 - 上町間)と佐世保鎮守府構内道路(平瀬町内)をルーツとする。佐世保市役所前まで直進する現国道35号と違い、旧33号は現松浦町交差点で西に曲がり、佐世保鎮守府正門を終点としていた。構内道路は正門から平瀬埠頭まで続いている。1952年(昭和27年)12月4日、新道路法に基づく路線指定で、旧33号は一級国道35号(佐賀県杵島郡武雄町(現 武雄市) - 長崎県佐世保市)として指定された。この際、35号の終点が市役所前に変更され、取り残された旧33号末端部分と構内道路は1954年(昭和29年)1月29日、主要地方道第1次指定により県道佐世保港線となった。ただし、旧ジョスコー線線路敷を境界として南側は米軍基地として接収されたため、一般車両の通行は新設された米軍ゲートまでに限定される。
上町で分岐する現長崎県道11号佐世保日野松浦線は戦前から通じており、鎮守府正門手前から分岐して鎮守府構内を山沿いに迂回するルートをたどっていた。このため、松浦町 - 上町は長崎県道11号佐世保日野松浦線との重複区間であり、長崎県道26号の独立区間は平瀬町内のみの時代が長く続いた。長崎県道11号佐世保日野松浦線が西九州自動車道の開通に伴い、佐世保みなとICを起点に変更したため、今度は逆に、平瀬町内が重複区間、松浦町 - 上町間が長崎県道26号の独立区間となっている。SSKバイパス(市道佐世保相浦循環線)は長崎県道11号佐世保日野松浦線のバイパスとして建設され、米軍ゲート前を起点として1969年(昭和44年)に開通した。
年表
路線状況
重複区間
道路施設
橋梁
地理
通過する自治体
交差する道路
沿線
脚注
関連項目
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主要地方道 |
001 - 006(佐賀県越境路線) | |
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011 - 065(長崎県内完結路線) | |
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一般県道 |
101 - 109(佐賀県越境路線) | |
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111 - 200(長崎県内完結路線) | |
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201 - 258(長崎県内完結路線) | |
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300(自転車道) | |
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凡例 |
- 数字は路線番号を示す。
- 打ち消し線は廃止された路線を示す。
- 空白は路線番号が使用されたことがないことを示す。
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