鈴鹿亀山道路(すずかかめやまどうろ)は、三重県鈴鹿市野辺町の鈴鹿四日市道路交点から、亀山市辺法寺町の亀山JCTへ至る延長約10.5 km(キロメートル)の地域高規格道路である。略称は鈴亀道路。
概要
2004年(平成16年)に国から地域高規格道路の調査区間に指定された。財政難により長期間計画は停止されていたが、災害時の緊急輸送路として2013年(平成25年)6月、三重県は有識者委員会を設置し、5 - 6年かけて都市計画を決定し着工する方針を示した[1]。その後、県民アンケートや一般市民を含む100人協議会を交えて「市街地北部ルート」「市街地通過ルート」の二案が検討され[2]、2015年(平成27年)9月3日に県の有識者委員会は市街地北部案を了承した[3]。この北部案の想定事業費は通過ルートと比べて250億円少ない540億円を予定している。また今後の対応として国道23号までの延伸の検討も盛り込まれた[4]。2019年(平成31年)2月、三重県は住民説明会を開き、具体的なルート案を公表した。
2021年(令和3年)2月16日、三重県は検討を進めていた「鈴鹿亀山道路」の都市計画決定を告示した[5][6]。事業中の一般国道23号鈴鹿四日市道路を起点とし[6]、終点となる新名神高速道路・東名阪自動車道の亀山JCTまで、延長10.5 kmの自動車専用道路を4車線で整備する計画である。
2022年(令和4年)3月25日、国土交通省は「令和4年度道路関係予算配分概要」を発表し、国補助事業として鈴鹿亀山道路が令和4年度新規事業化箇所として公表された[7]。
路線データ
- 路線名 - 一般国道306号 鈴鹿亀山道路
- 道路規格 - 第1種第3級(自動車専用道路)
- 起点 - 三重県鈴鹿市野辺町字上ノ長
- 終点 - 三重県亀山市辺法寺町字大増(亀山JCT)
- 延長 - 10.5 km
- 幅員 - 20.500 m(土工部)、19.500 m(橋梁部)
- 車線数 - 4車線
- 設計速度 - 80 km/h
- 事業主体 - 三重県
[8][9][10]
インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、完成していないことを示す。
- 未開通区間のJCT/IC名は仮称。IC仮称は神戸長沢線ICを除き都市計画道路の路線名が用いられている。
- パンフレット(2023年1月現在)に基づく[8][9]。
関連項目
脚注・出典
外部リンク