鈴木 重実(すずき しげざね)は、平安時代中期の武将・豪族。穂積姓、藤白鈴木氏の当主で、鈴木重氏の子。通称、鈴木庄司。官位は、従七位上、出羽大掾。
天禄元年(970年)、紀伊国名草郡藤白荘年領。長徳2年(996年)に従七位上出羽大掾に任官し、長徳4年(998年)に出羽介・平維茂に従って藤原諸任と戦い58歳で戦死する。兄の鈴木重豊(左近将監)には娘がおり、藤原実方に嫁いで熊野別当・泰救を生んだ。
系譜
- 父:鈴木重氏
- 母:不詳
- 妻:侍従・藤原定時の娘
- 生母不詳の子女
- 男子:鈴木基安
- 男子:鈴木倫安 - 子の允重は常陸大掾。子孫に鞠子氏、前田氏。
- 男子:鈴木基兼 - 右京亮。
参考文献
- 穂積姓鈴木氏: 紀州德川二七〇年鈴木家系譜(鈴木淳介、1982)
- 古代氏族系譜集成/中巻(宝賀寿男)
関連項目