金龍 静(きんりゅう しずか、1949年 - )は、日本の歴史学者・僧侶。その他、本願寺史料研究所副所長、円満寺住職。
来歴
蓮如研究で知られるが、中世・戦国・近世に至る北陸宗教史、真宗史、及び北海道仏教史に関する論文がある。
著書
- 『蓮如上人の目指した地平』(真宗大谷派宗務所出版部、1996)
- 『蓮如』(吉川弘文館、1997)
- 『蓮如上人の風景』(本願寺出版社、1998)
- 『一向一揆論』(吉川弘文館.、2004)
主な論文
- 「加賀一向一揆の形成過程」(『歴史学研究』436、1976)
- 「戦国時代の本願寺内衆下間氏」(『名古屋大学文学部研究論集』史学24、1977)
- 「越中一向宗教団の成立と構造」(『仏教史学研究』、1983)
- 「戦国期本願寺支配権の一考察」(『戦国大名論集』13、1984
- 「戦国期の本願寺宗主史料の一特徴」(『印度哲学仏教学』4、1989)
- 「戦国時代の本願寺内衆下間氏」(『蓮如大系』3、法蔵館、1996)
- 「宗教一揆論」(『蓮如大系』5、法蔵館、1996)
- 「一向宗の宗派の成立」(『講座蓮如』4、平凡社、1997)
- 「菅生の願正考」(『蓮如上人研究』1998)
- 「イエズス会史料の一向宗」(蓮如上人五百回忌記念論集『蓮如の世界』、1998)
- 「黎明期の松前専念寺考」(『印度哲学仏教学』14、1999)
- 「中世一向宗の善知識観」(『日本の歴史と真宗』、自照社出版、2001)
関連項目
脚注