郜 林(ガオ・リン、漢音読み:こう りん、こく りん、拼音:Gào Lín、Gao Lin、1986年2月14日 - )は、中華人民共和国・河南省鄭州市出身のサッカー選手。中国サッカー・スーパーリーグ・深圳市足球倶楽部所属。元中国代表。ポジションはFW。
経歴
クラブ
2005年8月21日、上海申花において超級リーグデビューを果たす。しかし、リーグになかなか適応できず、謝暉の控えとして過ごす日々が続いた。しかし、次第に出場機会を得るようになり、2008年には21試合出場8ゴールを挙げるなど、上海申花の超級リーグ2位という最終順位に貢献する[1]。2009年には出身地のクラブである河南建業やKリーグの全北現代からオファーがあったが、チームに残留。
2010年、八百長問題で甲級リーグ(2部相当)に降格することになった広州恒大に完全移籍した。移籍金は600万元である。甲級リーグでは23試合出場、20得点とゴールを量産し、チームの超級リーグ昇格に貢献。自身も甲級リーグ得点王となった。2011年も29試合出場11得点という成績を残した。
2013年、AFCチャンピオンズリーグ2013で広州恒大は予選を1位で通過してラウンド16でセントラルコースト・マリナーズFC、準々決勝でレフウィヤSC、準決勝で柏レイソル、決勝でFCソウルを下して広州恒大のAFCチャンピオンズリーグ初優勝に貢献した。
2014年8月20日、AFCチャンピオンズリーグ2014準々決勝 第1戦でウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC戦で一発退場を受けた。それにより準々決勝 第2戦のホームでのウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC戦は出場停止となった。結果的に広州恒大はウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCに敗れて敗退した。
2015年12月24日に広州恒大との契約を更新した[2]。契約年数は2〜5年と発表された。
2020年、深圳に加入。キャプテン兼アシスタントコーチに就任した。[3]
代表
2006年よりU-23中国代表に選出され、地元で開催された北京オリンピックにも出場した。
中国代表には2005年、東アジアサッカー選手権2005の際に選出され、韓国戦で中国代表デビューを果たした。この際、西村雄一主審にカードを出すべき選手を間違われ、5分で退場する羽目になっている[4](この後、EAFFによりこの退場は無効とされた)。2005年にデビューしたが、なかなか得点を奪うことは出来ず、代表における初得点は2009年1月21日に行われたAFCアジアカップ2011予選のベトナム代表戦まで待たねばならなかったが、この試合ではハットトリックを達成している[5]。
人物・エピソード
元ドイツ代表のユルゲン・クリンスマンとプレースタイルが似ていること、名前がリンであることから、クリンスマンが着用していた18番を好んでいることからもガオリンスマン(郜林斯曼)というあだ名が付いている。
長身のCFだが技術も高く、アシストも多い。ウイングも対応
夫人の王晨はスポーツ局の取材記者を務めていたこともあり、結婚前に郜林の試合でインタビューするシーンもあった。2013年に結婚し、1女が生まれた。
代表歴
出場大会
試合数
国際Aマッチ 91試合 20得点(2005年- )[6]
非公式試合 8試合 2得点(2008年- )
中国代表 | 国際Aマッチ |
その他 | 期間通算 |
年 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
2005 |
4 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0
|
2006 |
4 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0
|
2008 |
6 |
0 |
1 |
0 |
7 |
0
|
2009 |
13 |
6 |
1 |
0 |
14 |
6
|
2010 |
11 |
2 |
1 |
0 |
12 |
2
|
2011 |
9 |
5 |
2 |
0 |
11 |
5
|
2012 |
7 |
3 |
1 |
1 |
8 |
4
|
2013 |
11 |
0 |
0 |
0 |
11 |
0
|
2014 |
9 |
2 |
2 |
1 |
11 |
3
|
2015 |
8 |
0 |
0 |
0 |
8 |
0
|
2016 |
5 |
0 |
0 |
0 |
5 |
0
|
2017 |
4 |
2 |
0 |
0 |
4 |
2
|
通算
|
91 |
20 |
8 |
2 |
97 |
22
|
ゴール
タイトル
クラブ
- 上海申花
- 広州恒大
- AFCチャンピオンズリーグ:2回 (2013, 2015)
- 中国サッカー・超級リーグ:8回 (2011, 2012, 2013, 2014, 2015, 2016, 2017, 2019)
- 中国サッカー・甲級リーグ:1回 (2010)
- 中国FAカップ:2回 (2012, 2016)
- 中国サッカー・スーパーカップ:4回 (2012, 2016, 2017, 2018)
代表
- 中国代表
個人
脚注
関連項目
外部リンク
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スタッフ |
- 監督 ファビオ・カンナヴァーロ
- アシスタントコーチ パオロ・カンナヴァーロ
- アシスタントコーチ アントニオ・ロガッツォ
- アシスタントコーチ フランチェスコ・トロワーズ
- フィジカルコーチ マリオ・ロトンデール
- フィジカルコーチ ジャン・ピエロ・ベントローネ
- GKコーチ パトリツィオ・フランコ・コトゥーニョ
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選手 |
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関連項目 | |
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タイトル・受賞歴 |
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1990年代 | |
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2000年代 |
- 01: 郝海東, マルコス
- 02: 李金羽, ヤンコヴィッチ
- 03: マルティネス, 李毅
- 04: 李金羽, アイェウ
- 05: 謝暉, イェリッチ
- 06: 李金羽
- 07: 李金羽, チアゴ, 杜震宇
- 08: ジョンソン, オリサデベ
- 09: 曲波, ラミレス, バルコス
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2010年代 | |
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得点王 - ベスト11(GK - DF - MF - FW) |
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