郁文館グローバル高等学校(いくぶんかんグローバルこうとうがっこう 英称:Ikubunkan global high school)は、東京都文京区向丘二丁目にある私立高等学校。
設置者は学校法人郁文館夢学園。ワタミ創業者の渡邉美樹が理事長を務める。
概要
郁文館中学校・高等学校と敷地を共有しているが、郁文館高等学校とは別個の学校であるため、途中で郁文館高等学校へ学籍を移動することはできない。
郁文館中学校から内部進学ができる他、高校入試も行う。
通常、郁文館中学校は「中学」、郁文館高等学校は「普通科」、グローバル高等学校は「グローバル」と呼称される。
2010年4月より三校同時に共学化され、制服も新しいデザインとなった。中学・高校・グローバルともに制服は共通であるが、男子はネクタイ、女子はリボンの色(郁文館高等学校は紺、郁文館中学校は赤、郁文館グローバル高等学校は青)で区別される。
郁文館高等学校との違いは、
- 1年時の担任を日本人教員とネイティブの教員の2人が担当する(2人担任制)
- Liberal Arts Trackという文系クラス(理系科目がない 1年理系科目:数学Ⅰ・週3授業 生物基礎・週2授業)とGlobal Science Trackという理系クラスがある(2018年度より設立)
- 高校1年1月~高校2年12月まで文系クラスはニュージーランドまたはカナダ、理系クラスはオーストラリアまたはカナダでの留学プログラムがある。(かつては首都であるウェリントン近郊・パーマストンノース地域へ留学させていたが、現在は生徒数増加のためニュージーランド全土に生徒数の6,7割が留学している。カナダにおいては、オンタリオやバンクーバー方面に3,4割が留学する。)オーストラリア、ニュージーランドへ渡航する生徒に関しては英検2級の取得が強く求められる。
特徴的なこと
- 1年間のカナダまたは、ニュージーランドへの留学プログラム(上記を参照)
- NIE
- 協働ゼミ
- アントレプレナーシッププログラム
- 高校生社長講座〜起業塾〜
設置学科
沿革
- 1918年 - 私立郁文館の付属校として大正7年4月1日、私立郁文館商業学校として開校。なお翌年の大正8年9月1日に兄弟校の郁文館中学校および郁文館商業学校と改称している。創立以来の私立の文字は使わず。
- 1949年 - 学制改革により、新制の高等学校へ改組。郁文館商業高等学校となる。
- 1993年 - 商業科を廃止。国際科新設。郁文館国際高等学校と改称される。
- 2006年 - 現校名に改称される。
- 2010年 - 4月より共学校となる。
基礎データ
アクセス
なお、バスの場合、都営バス[茶51]・[東43]向丘一丁目(郁文館夢学園前)停留所、[草63]駒込千駄木町停留所と文京区コミュニティバスBーぐる日本医大前停留所が近い。
著名な出身者
脚注
- ^ “読書案内4 (OB編の3)”. 学校法人郁文館夢学園. http://www.ikubunkan.ed.jp/message/2015/10/27105001.html 2015年11月21日閲覧。
関連項目
外部リンク