足利 千寿王(あしかが せんじゅおう)は、南北朝時代の足利将軍家の一族。室町幕府第3代将軍・足利義満の異母兄。
第2代将軍・足利義詮の長男で、生母は正室・渋川幸子。義詮の幼名と同じく千寿王と名付けられ、足利将軍家の後継者と目されていたが、5歳で早世した。その後、義詮と幸子の間には子供が生まれなかったため、側室・紀良子との間に生まれた春王(義満)が嫡子となり、後に第3代将軍となる[1]。