赤旗勲章 (あかはたくんしょう、ロシア語: Орден Крaсного Знамени)は、ソビエト連邦が制定した初の軍事勲章。全ロシア中央執行委員会(英語版)の命令によりロシア内戦中の1918年9月16日に制定された。レーニン勲章が1930年に設立されるまでは、ソビエト・ロシア及びソビエト連邦の最高賞だった。受賞者の戦場における並外れた英雄的行為、献身、勇敢をたたえるものである。勲章は個人だけでなく、部隊、都市、艦艇、政治的および社会的組織、および国営企業にも授与された。後年には戦闘への参加を必要とせず、公務が20年に達した時に、さらに30年に達した時にも再度授与された。
(右上写真)勲章は白いエナメルのバッジで、中心の赤い星の上に金色の鎌と槌があり、それを取り囲むように2本の金色のコムギの穂が配置されている。そして背景には交差する鎚、鋤、松明、そして赤旗があり共産主義の標語である「ロシア語: Пролетарии всех стран, соединяйтесь!(万国の労働者よ、団結せよ!)」という文字が書かれている。これを取り囲んでさらに2本の金色の穂があり、下部のキリル文字にはソビエト連邦を表す「エス・エス・エス・エル」(СССР)と書かれている。[4]2回目以降の受賞の場合、回数を示す銀色の数字を書いた白いエナメルの盾が表面下部に追加された。赤旗勲章をたとえば3回受章した人の場合、最初の記章、次に「2」の数字のある記章、次に「3」の数字のある記章を並べて着用した。
^http://www.stel.ru/stalin/Soviet_power_1919.htm - "November 27 The Presidium of the A.R.C.E.C. confers on J. V. Stalin the Order of the Red Banner for his services in the defense of Petrograd and selfless efforts on the Southern Front."