財部 誠一(たからべ せいいち、1956年4月29日 - )は、日本のジャーナリスト。東京都出身。
経歴
1980年慶應義塾大学法学部卒業、野村証券入社。3年後に退社して、出版社に勤務。さらに3年後にフリーライターとして活動を始める。当初は社会派のノンフィクションライターを目指したが、2年後に経済記事を代打で書いたことを契機にジャーナリストへ転身した。
1993年から1994年にかけて5冊の単行本を執筆。以後、ジャーナリストとして、新聞、雑誌に寄稿している。1995年、シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」を設立。
テレビ出演はTBSの『サンデーモーニング』が初で、テレビ朝日系の『サンデープロジェクト』やBS日テレの『財部ビジネス研究所』などのレギュラー番組がある。
2015年2月10日、脳梗塞を発症[1]。最も恐れていた高次脳機能障害は免れたものの[2]、厳しい(肉体的・精神的・経済的に)リハビリを経て、『幸運にも』現役復帰を果たした。
『幸運』の要素として、厚生省官僚による妨害[3]をあやうく回避できた事が大きい。
著書
以下は木村剛との共著(木村は当時日本銀行に在職中で“織坂濠”というペンネームを使用)。
- 不良債権危機 バブルの毒いまだ消えず(PHP研究所、1994年)
- 銀行が消え行く日(実業之日本社、1994年)
- 金融のゆくえ デリバティブを制するのは誰か(総合法令出版、1995年)
- 完全図解 ひと目で金融ビッグバンがわかる本(徳間書店、1997年)
- 郵貯が危ない ビッグバン・民営化で郵便局は消滅する(徳間書店、1997年)
- 要説改正外為法入門(フォレスト出版、1998年)
- 郵貯が危ない(徳間書店、2001年)
メディア出演
参考資料
- ^ 脳梗塞からの帰還 日経ビジネス
- ^ 石原元知事「脳梗塞で平仮名すら忘れた」の衝撃 日経ビジネス
- ^ 室内を裸足で歩く練習をしなくなったワケ 日経ビジネス
外部リンク