この項では東京巨人軍、読売ジャイアンツが行った公式戦のホームゲームとなる試合の会場をリストアップした(使用した年は全部スタブ。フランチャイズ制度ができた1952年より)。
一軍
本拠地
東京都
北海道
東北
青森県
岩手県
宮城県
- 宮城球場 → フルキャストスタジアム宮城(1950、1951、1954、1973、1976、1978、1980、1982、1984、1986、1988、1990、2005、2006<中止>、2007)
秋田県
山形県
- 山形市営球場(1950、1951)
- 山形県野球場(荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた)(現:ヤマリョースタジアム山形)(2013、2016、2022)
福島県
関東
茨城県
栃木県
- 宇都宮総合球場(1950、1951、1953、1956)
- 鹿沼御殿山公園野球場(1951)
- 足利市営球場(1955)
- 宇都宮清原球場(2008 - 2009、2012、2014 - 2015、2017 - 2018、2022)
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
山梨県
中部
新潟県
長野県
静岡県
富山県
- 県営富山野球場(1950、1954、1958、1960 - 1973、1975、1977、1979、1985、1987、1989、1991)
- 富山市民球場アルペンスタジアム(1993、2008、2010 - 2011、2013、2015<中止> - 2016、2018、2020<中止> - 、2021、2024)
石川県
- 石川県営兼六園野球場(1950、1954、1961 - 1968、1970 - 1973)
- 石川県立野球場(1975、1977、1979、1981、1983、1985、1989、1991、1993、2008、2010、2015、2018<中止>、2021)
福井県
- 福井市営球場(1950、1954)
- 福井県営球場(1971-1972、1975、1977、1983、1985、2009、2011、2013<中止>、2016、2020<中止>、2024)
愛知県
岐阜県
- 岐阜県営野球場(1950)
- 長良川球場(2009 - 2010<中止>、2012 - 2013、2016<中止> - 2017、2019、2020<中止>、2021、2023、2024)
近畿
京都府
大阪府
- 大阪ドーム(京セラドーム大阪)(1997、1999、2001 - 2010、2012 - [注 1]) - 現状は毎年7月下旬に2試合連続で開催。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催中止したが、日本シリーズではホームゲームを開催。2021年は東京オリンピック開催に伴う変則日程により9月上旬に開催。
兵庫県
和歌山県
中国・四国
島根県
岡山県
山口県
愛媛県
九州・沖縄
福岡県
- 北九州市営小倉球場 → 北九州市民球場(1975、1977 - 1981、1985 - 1986、1989 - 1991、2011)
- 平和台野球場(1979 - 1992)
- オープン戦では、1978年以前から巨人主催の西鉄~太平洋クラブ~クラウンライター戦が平和台および小倉で行われることがあり、西鉄ライオンズとして最後の試合だった1972年11月18日(平和台)・19日(小倉)も巨人の主催で行われ、巨人が一塁側でホーム用の「GIANTS」の、西鉄が三塁側でビジター用の「NISITETU」のユニフォームを着用した。
- 福岡ドーム → 福岡Yahoo! JAPANドーム(1993 - 2007、2009)
佐賀県
長崎県
- 長崎県営野球場(長崎ビッグNスタジアム)(2005、2007、2009、2021<中止>、2023)
熊本県
- 藤崎台県営野球場 → リブワーク藤崎台球場(1975 - 1976、1978、1982、1987-1992、2006、2012<中止>、2016<中止。経緯後述> - 2017、2019 - 2020<中止>)
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
二軍
北海道・東北
関東
東海・近畿
山口・九州・沖縄
備考
- 巨人は長年、親会社・読売新聞の販路拡張活動も兼ねて、本拠地のない地域の球場での主催試合を多く行っており、福岡(1978年以前と1989年以後)、札幌(2004年以後)、仙台(1974年 - 1977年と2005年以後)に地元チームが誕生した後でも、それぞれ保護地域協約に基づいて地元チーム(福岡ソフトバンクホークス、北海道日本ハムファイターズ、東北楽天ゴールデンイーグルス)の許諾を経て公式戦を行ってきたが、交流戦でも対戦する機会が多いということで、以上の3つの都市では2010年以後は一時主催試合から撤退することとなった(ただし、廃止ではない)。
- 一方で、オリックス・バファローズの保護地域である大阪府での主催試合は継続されている。2007年と2013年に至っては、阪神の本拠地のある兵庫県での開催も行っている(阪神もMLB球団とのオープン戦ではあるが、東京ドームでの主管試合経験がある。ただし、主催はMLB)。
- また、中日ドラゴンズの本拠地に近い岐阜県でも2009年・2012年・2013年・2017年・2019年に主催試合が行われた(2010年と2016年にも主催試合の予定が組まれたが降雨中止となった)。
- ただし、大阪・神戸での阪神戦、岐阜での中日戦の主催試合は地域権の絡みからか、開催されたことがない(オープン戦では京都や三重県伊勢市倉田山で巨人主催の阪神戦、同じく三重県の津球場でも同様に近鉄戦を主管した実績がある)。
- 2011年は宇部市野球場・北九州市民球場で九州シリーズが再開され、関西・中京シリーズは休止となったが、2012年は7月に3連戦(大阪→岐阜→東京)として行っている。
- 2012年8月には秋田→盛岡→郡山と転戦する東北シリーズが初めて行われた。
- 2016年4月には熊本・鹿児島遠征が行われる予定となっており、特に熊本は2012年が降雨中止になったため事実上2006年以来10年ぶりの巨人主催試合開催[2]となる予定だった。ところが直前の4月14日に平成28年熊本地震の前震(1回目の震度7)が発生。当初は被害がバックスクリーンの一部に亀裂が入った程度であり、観戦に特段な支障がない[3]として、予定通り開催する方向で調整が進められていたが、4月16日におきた本震(当初発表は震度6強、後に震度7に訂正)により、外野部分が隆起した上に、観客席(特に外野席の石垣や、内野座席・記者席)の壁面に亀裂が入っていること、また照明塔の一部が損壊する被害もあったため、試合開催に支障をきたす恐れがあり、また来場者の安全確保を最優先にするという理由で開催が中止された。また鹿児島での開催についても、当時交通事情が悪化しており、空路・新幹線の欠航や、高速道路も災害復旧作業関係車両以外通行止めという状態であることから用具輸送の確保が難しいとして取りやめとなった[2]。代替開催は東京ドームに会場を変えて9月27・28日に設定された[4]ため、この年の九州開催はなくなった。2017年4月にヤクルトを帯同して2連戦を熊本・鹿児島の順で施行したが、熊本での開催が震災後の復旧杮落としでもあった。なお、2018年は九州地区での主催試合の予定はないが、5月に東京ヤクルト主催で鹿児島にて2試合ビジターが組まれている。
- 1972年10月3日に岡山県野球場で広島東洋カープ対読売ジャイアンツが開催された以降は長年、その集客力から巨人がビジターチームとして地方開催試合の相手となることはなかったが、2004年6月15日に静岡草薙球場で横浜ベイスターズ主催の相手となって以降は横浜DeNAベイスターズ、東京ヤクルトスワローズ主催の地方での対巨人戦も増えてきている。
- 一方で中日ドラゴンズは未だ主催の対巨人戦を公式戦において地方開催した実績はない(巨人主催は相当数あり。一方の阪神は甲子園球場が使えない春先や夏場は京セラドーム大阪〔年度によりほっともっとフィールド神戸も〕で主催試合を行うが、巨人戦を行うことは、左記2会場を含め公式戦ではない[注 3])。
- オリックスもセ・パ交流戦以後、準本拠に降格(2006年は本拠地に一時復帰)した神戸で2010年まで巨人戦1試合を主催していたが、2011年から2019年までは神戸での開催を減らした都合で開催していない。2020年は新型コロナウィルスの影響で日程変更になってほっともっとフィールド神戸での3連戦で試合が開催される。ただし、1試合は雨天中止になった。
- 前述のように1997年に大阪ドーム(京セラドーム)が開場して以降、毎年、もしくは隔年に1カード2~3試合組まれており、以前は8月末もしくは9月初旬に行われたこともあるが、近年は7月下旬に行われている。これまで阪神主催を含め阪神と組まれたことはない[注 4]。
- 2020年は新型コロナウイルスの影響によりレギュラーシーズンでは京セラドーム開催を含め地方開催が中止となった。しかし、開幕後の特例処置で、開幕当初はコロナ感染拡大防止の観点から、最初は関東での集中開催→その後は名古屋以西の西日本での集中開催とした日程に変更された関係で、7月の巨人主催扱いのヤクルト戦がほっともっと神戸で3連戦(うち1試合中止。2試合のみ)が開催された他、シーズン開催が後ろ倒しになり、日本シリーズ期間中は都市対抗野球で東京ドームをすでに使用することが決まっていたため、代替として京セラドームでホームゲームを開催した。
- 2021年は長崎・佐賀、金沢・富山、前橋、岐阜で各1試合、京セラドームで2試合主催試合が設定されたが、引き続き新型コロナウイルスの影響により中止となった試合があった。長崎では県の緊急事態宣言により開催中止となり、移動の都合により佐賀も中止となった[5]。代替試合はいずれも東京ドーム開催となる。
- 2022年は沖縄の日本復帰50周年と那覇市制100周年を記念して、同年4月12日・13日に対横浜DeNAベイスターズを読売新聞社と日本テレビ、琉球新報社などの主催・共催で沖縄セルラースタジアム那覇にて開催した。巨人は2011年から同球場にて春季キャンプを行っているが、沖縄県内で一軍公式戦の主催試合が行われたのは今回が初めてとなった[6][7]。
脚注
注釈
- ^ 2020年は公式戦では開催されなかったが、日本シリーズ期間中は東京ドームが都市対抗野球大会開催に伴う使用不可のため代替として使用。
- ^ 2022年5月21日・5月22日には広島カープとの2軍交流戦が行われる予定である。岩国市は基はカープ2軍が主に広島東洋カープ由宇練習場野球場を本拠地としている地域であるが、これは巨人軍の主管試合として行われる[1]。
- ^ ただし、阪神甲子園球場が全面改築のため使用できなかった2008年にクライマックスシリーズで阪神主催試合となった場合には京セラドーム大阪を使用したが、巨人戦ではなかった。
- ^ ただし、2008年にクライマックスシリーズ期間中にで阪神が1位もしくは2位で巨人と当たった場合は京セラドームで行われる可能性もあった。
出典