許 桂恒(きょ けいこう、1885年 – 没年不詳)は、中華民国・満洲国の官僚。
事績
遼陽警務学校を卒業。中華民国時代は、昌図県と鉄嶺県で県長をつとめた。満洲国建国後は、黒龍江省公署参事官、瀋陽県長を歴任する。1934年(康徳元年)、安東省民政庁長となり[1]、1937年 (康徳4年)6月30日、黒河省長に任命された[4]。翌1938年(康徳5年)8月に辞任し、10月に赤十字社理事となる[1]。1940年(康徳7年)、満洲生活必需品株式会社副理事長となり、1943年(康徳10年)時点でも在任している[3]。
1944年以降における許桂恒の動向は不詳となっている。
注
- ^ a b c d 尾崎監修(1940)、14頁。
- ^ 帝国秘密探偵社編(1943)、「満洲」104頁は「1905年生まれ」としているが、ここでは尾崎監修(1940)に従う。
- ^ a b 帝国秘密探偵社編(1943)、「満洲」104頁。
- ^ 満洲国史編纂委員会編(1956)、73頁。
参考文献