西本町(にしほんまち)は、大阪府池田市にある地名である[3]。丁番をもたない単独町名である[3]。郵便番号は 563-0059 である[5]。当地域の人口は、2017年12月末時点で 389 人である(池田市市民生活部総合窓口課の資料による)[3]。面積は、2018年3月末時点で 0.049 平方キロメートルである(池田市市長公室広聴文書課の資料による)[3]。
地理
池田市の西端部に位置する[6]。北は、新町と接しており、東は、栄本町と接している。南は、槻木町と接しており、西は、兵庫県川西市と接している。
当地域の西端を猪名川が南流しており、呉服橋が架橋されている。西本町交差点では、国道176号、国道173号が交差している。同交差点から東へは、本町通り線が伸びている[9]。当地域は、池田市立池田小学校、および池田市立池田中学校の校区に含まれる[10]。施設には、うどん店、吾妻[11]などがある。
歴史
1697年(元禄10年)の『池田村絵図』には、現在の栄本町の辺りの地域に「西本町」の地名が見られ、現在、西本町のある地域は、「西ノ口町」という地名で呼ばれていた。西ノ口町には、紺屋、木綿屋、畳屋、樽屋、荒物屋など、様々な種類の商業施設が存在した。1771年(明和8年)、画家の葛野宜春斎が誕生する[13]。1944年(昭和19年)4月、町域の変更が行われ、西ノ口町の大部分および本町、室町の各一部が、西本町となる。
1951年(昭和29年)、西本町、栄町および槻木町の商店によって、昭和通商店会が結成される。1970年(昭和45年)3月1日、西本町の一部が新町に編入され、新町通一丁目の一部を編入し、新たに西本町が制定される。1978年(昭和53年)10月31日、寿命寺の『池田名所図絵』が市指定文化財に指定される[18]。1989年(平成元年)、芝居小屋「呉服座」の跡地に、黒御影石で造られた記念碑が建てられる[19]。1995年(平成7年)に発生した阪神・淡路大震災により、寿命寺の本堂が全壊する[20]。
脚注
参考文献
- 『都市地図 大阪府 池田市』昭文社、2015年2月。ISBN 978-4-398-97735-9。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 (編)『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。ISBN 978-4-04-001270-4。
- 室田卓雄『池田歴史散歩 地名と文化財』いけだ市民文化振興財団、1999年8月。
- 池田の町並み復元グループ(編集)『昭和初期の池田 町並みを復元して』池田の町並み復元グループ、1995年11月10日。
- 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第3巻 近代編』池田市、2009年3月31日。
- 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第4巻 現代編』池田市、2011年3月31日。