藤原 隆経(ふじわら の たかつね)は、平安時代中期の貴族、歌人。藤原北家魚名流、右中弁・藤原頼任の子。官位は正四位下・美濃守。
経歴
尊仁親王(後の後三条天皇)の春宮大進を務める。その他甲斐守、摂津守、美濃守等の国司を歴任し、延久4年(1072年)正四位下に昇った。
勅撰歌人として、『後拾遺和歌集』(3首)以下の勅撰和歌集に7首の和歌作品が採録されている[1]。
官歴
系譜
- 父:藤原頼任
- 母:藤原済家または伊勢守清家(姓不詳)の娘
- 妻:藤原親子 - 藤原親国の娘(1021-1093)
- 妻:源懐任の娘
- 妻:不詳
脚注
- ^ 『勅撰作者部類』
- ^ 『春記』
- ^ 『定家朝臣記』
- ^ 『平安遺文』1062
- ^ 『平安遺文』1085
参考文献