藤原 大滝(ふじわら の おおたき)は、平安時代初期から前期にかけての貴族。藤原南家巨勢麻呂流、左京大夫・藤原今河の孫。正六位上・藤原清名の長男。官位は従五位下・陸奥権介。
経歴
若くして大学で学び、文章生に補せられたのち、仁明朝末の承和15年(848年)民部少丞に任ぜられる。
文徳朝の斉衡3年(856年)従五位下・武蔵介に叙任される。翌天安元年(857年)刑部少輔・大学頭・宮内少輔と続けて転任する。天安2年(858年)3月に陸奥権介に任ぜられ再び地方官に転じるが、任地に赴任することなく、同年6月2日卒去。享年56。最終官位は陸奥権介従五位下。
官歴
『日本文徳天皇実録』による。