薩摩山崎駅(さつまやまざきえき)は、かつて鹿児島県薩摩郡宮之城町久富木[1](現・薩摩郡さつま町久富木)に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)宮之城線の駅(廃駅)である。
1987年(昭和62年)1月10日、宮之城線の廃止に伴い廃駅となった。
歴史
駅構造
営業末期は単式ホーム1面1線と木造駅舎を有する無人駅であったが、かつては相対式ホーム2面2線を有する有人駅であった。
利用状況
以下に年間の乗降人員および貨物取扱量を示す[6]。
年度
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乗降人員(人)
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貨物取扱量(t)
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1926年(大正15年)
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70,313
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1,543
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1935年(昭和10年)
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34,095
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4,249
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1945年(昭和20年)
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126,686
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6,300
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1955年(昭和30年)
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127,844
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6,850
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1965年(昭和40年)
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128,176
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-
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1968年(昭和43年)
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116,337
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-
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駅周辺
- 久富木簡易郵便局
- 鹿児島県道392号薩摩山崎停車場線
- 鹿児島県道393号原口薩摩山崎停車場線
廃止後の状況
駅舎は解体され、「国鉄宮之城線薩摩山崎駅跡」の記念碑と車輪および駅名標(レプリカ)を有する広場となっており、簡素な東屋を併設している。
隣の駅
- 日本国有鉄道
- 宮之城線
- 入来駅 - 薩摩山崎駅 - 船木駅
脚注
- ^ a b 官報.1926年5月3日(p.5<宮之城線樋脇宮之城間鐵道運輸營業開始>を参照) - 国立国会図書館デジタル化資料 2012年7月20日閲覧
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、707頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『宮之城町史』p.789 宮之城町
- ^ 「四駅を民間委託」『交通新聞』交通協力会、1963年4月5日、1面。
- ^ “「通報」●鹿児島本線西方駅ほか3駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1983年3月12日)
- ^ 『宮之城町史』p.790 宮之城町
関連項目
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