「薔薇の婚礼〜真夜中に交わした約束〜」(ばらのこんれい まよなかにかわしたやくそく)は、2001年11月3日公開の日本映画(実写)。ヴィジュアル系ロックバンドMALICE MIZERの初出演・初主演映画である。
概要
吸血鬼を題材とし、中世ヨーロッパを舞台とした耽美ホラーファンタジー、サイレント映画。花嫁を求める吸血鬼と婚約者を奪われた青年の対決を描いた。
2001年9月21日、公開に先駆けて、薔薇の婚礼の秘密が隠された序章VIDEO「薔薇の伝承〜真夜中に交わした約束〜」が発売された。
同年10月15日、映画写真集第一弾『薔薇の輪舞〜真夜中に交わした約束〜』をリリース。
池袋のシネ・リーブルでポストカード付き前売券が発売された。
2002年3月22日、ケイエスエスよりDVDが発売。
物語概要
中世のロンドン。青年のもとに仕事を依頼する1通の手紙が届いた。同封されていた列車の切符を手にした青年は婚約者セシルを残し、依頼人・ドラキュラ伯爵の住むトランシルバニアへ赴く事に。だが、その城では恐ろしい悪夢が待ち受けていた。
製作の経緯
| この節の 加筆が望まれています。 (2021年2月) |
音楽
全編において、MALICE MIZERの楽曲が使用されている。2001年10月、メインテーマ「真夜中に交わした約束〜薔薇の婚礼〜」のCD&DVDセットが発売された。その他の劇中曲は「薔薇の聖堂」に収録されている。
データ
キャスト
- Klaha(Klaha) - ヒロインの婚約者の青年。
- Mana(Mana)
- Közi(Közi)
- ドラキュラ伯爵(Yu〜ki) - 長い黒髪の吸血鬼。
- セシル(永吉輝美) - 今作のヒロインで、青年の婚約者。
主なスタッフ
- 配給:ギャガ・コミュニケーションズ=Kシネマグループ
- 製作:仁平幸男、馬上伸一
- 企画:高野秀夫、竹本克明
- プロデューサー:林由恵、公野勉
- 監督:武藤浩之
- 脚本:武藤浩之
- 助監督:シマダアケミ、クロサワタカオ
- Co.プロデューサー:鈴木裕光、坂上也寸志
- ラインプロデューサー:丸山正雄
- テクニカルディレクター:石垣力
- チーフカメラマン:ナカノシンゴ
- カメラマン:タカコシジュン、フチノユウスケ
- 照明監督:山口洋明
- 編集:タカハシナオタカ、深野俊英
- 美術プロデューサー:橋本千春
- 美術監督:塩田仁
- 衣装:竹内修、オオサコヤスヒデ
- ミュージックスーパーバイザー:ツチダショウジ
- スクリプター:イノウエヒロミ
- スチール:ツカゴシケンジ
- 特殊効果:Locust
- 音響効果:シモジョウヨシユキ
- 特殊メイク:四塚正広
エピソード
Manaはホラー映画好きで、特に影響を受けたものの一つのはダリオ・アルジェント監督の「サスペリア」。今作をはじめMALICE MIZERの作品にもその影響が色濃く表れている。
劇中で切符に書かれた日付が「十三日 金曜日」となっているのは、「13日の金曜日」のオマージュ。
関連書籍
- 薔薇の輪舞〜真夜中に交わした約束〜 [写真集](ケイエスエス、2001年10月31日発行)
- 薔薇の悲劇〜真夜中に交わした約束〜 [写真集](ケイエスエス、2002年3月発行)
脚注
外部リンク