蓮光寺(れんこうじ)は、東京都杉並区にある日蓮宗の寺院。山号は頂光山。本尊は十界諸尊。旧本山は身延山久遠寺。通師・堀之内法縁。
歴史
1594年(文禄3年)、両国矢ノ倉(現・中央区東日本橋)に開山。その後1644年(正保元年)に浅草新寺町に移転した。江戸時代は「旗本寺」として繁栄していた。1914年(大正3年) 、山梨県南巨摩郡本建村(現在は早川町)にあった晴雲坊を合併し、翌年に区画整理のため現在地に移転した[2]。
1945年(昭和20年)、台北の飛行機事故で亡くなったインド独立運動の英雄チャンドラ・ボースの遺骨が安置された[3]。1975年(昭和50年)に銅像が建立された。現在も訪日したインド政府要人が参詣に訪れている。
土富店の大黒天
大黒殿には「土富店(どぶだな)の大黒天」という大黒天像が納められている。日蓮の真作と伝えられている[3]。
脚注
- ^ 大谷光男、嗣永芳照 著『杉並区史跡散歩 (東京史跡ガイド15)』学生社、1992年、19-20p
- ^ a b 杉並郷土史会著、東京にふる里をつくる会編『杉並区の歴史 (東京ふる里文庫12)』名著出版、1978年、222p
参考文献
- 杉並郷土史会著、東京にふる里をつくる会編『杉並区の歴史 (東京ふる里文庫12)』名著出版、1978年
- 大谷光男、嗣永芳照 著『杉並区史跡散歩 (東京史跡ガイド15)』学生社、1992年
- 墨田区教育委員会社会教育課編集『むかし墨田にあったお寺』墨田区教育委員会社会教育課、1983年3月、13頁。
関連項目
外部リンク