『聖チェチリア』(せいチェチリア、西: Santa Cecilia、英: Saint Cecilia)は、17世紀フランスの巨匠ニコラ・プッサンが1625年ごろ[1]、キャンバス上に油彩で制作した絵画である。以前、プッサン同様、ローマに居住していたフランス人画家シャルル・メラン(英語版)の作品とみなした研究者もいたが、現在、プッサンの作品であることに疑義を呈する研究者はいない[1]。作品の来歴はわかっていないが、ヨーロッパの美術市場で様々なプッサンの絵画を購入したフェリペ5世が購入した可能性があり、1734年のマドリードの旧王宮(英語版)の目録に記録されている[1]。現在、マドリードのプラド美術館に所蔵されている[1]。