『織田信長 天下を取ったバカ』(おだのぶなが てんかをとったばか)は、1998年3月25日にTBSで放映されたスペシャルドラマの時代劇。当時、SMAPの木村拓哉が時代劇に初挑戦した。視聴率は21.8%。
放送は、水曜日21時00分 - 22時54分。2014年8月6日に、DVDとBlu-rayが発売された。
概要
当時、『ロングバケーション』(フジテレビ系列)などのトレンディドラマに出演していた木村拓哉の、時代劇初出演にして主役に大抜擢された作品である。さらに、歴史上の人気武将である織田信長を演じることでも話題となった。
物語は、織田信長の青年時代を中心に描いており、ラストで弟である織田信行を斬り、天下取りへの決意を新たにする場面で締められている。そのため、桶狭間の戦いや本能寺の変などの有名なシーンは一切描かれていない。
ロケは、岩手県江刺市の他、彦根城や岐阜城を中心に撮影されている。
あらすじ
織田家の次期当主・織田信長は子分たちと山賊相手の喧嘩をして、ボロボロの姿で末森城に帰参していた。母の土田御前や平手政秀ら重臣たちは、織田家の次期当主らしからぬ振る舞いに対し叱咤()するも、当の信長は、鉄砲の試し撃ちの光景に夢中になっていた。
新たな戦の道具として重臣に知られていたこの鉄砲に関して、戦ではまるで役に立たないからと仕入れに対する猛反対の声が上がっていた。しかし、信長は無断で鉄砲を購入してしまい、さらに鉄砲商人を独断で臣下に加えたことにより、重臣の信長に対する不満は増すばかりであった。
一方で、当主・織田信秀と斉藤道三の間で和睦が成立したことで、道三の娘・濃姫との政略結婚の準備が着々と進められていた。
キャスト
特別出演(五十音順)
スタッフ
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関連項目