綾部 仁喜(あやべ じんき、1929年3月26日 - 2015年1月10日)は、東京出身の俳人。
人物・来歴
八王子生まれ[1]。國學院大學文学部卒業[1]。1953年「鶴」に入会[1]、石田波郷、石塚友二に師事[1]。1974年、小林康治創刊の「泉」に入会[1]。1977年より「泉」編集を担当、1980年から「泉」編集長[1]。1990年、石田勝彦より「泉」主宰を継承。1994年『撲簡』により第34回俳人協会賞[1]、2008年『山王林だより』により第23回俳人協会評論賞、2009年『沈黙』により第9回俳句四季大賞受賞。2014年「泉」主宰を藤本美和子に譲り同顧問となる。「かたくりの花の韋駄天走りかな」(『樸簡』所収)など、韻文性が強く余情の深い句風が特徴[2]。俳人協会評議員。日本文藝家協会会員。2015年1月、急性呼吸不全で死去[3]。
著書
- 『山王』牧羊社、1983年
- 『樸簡』ふらんす堂、1995年
- 『寒木』ふらんす堂〈現代俳句叢書〉、2002年
- 『山王林だより』角川SSコミュニケーションズ(泉叢書)、2008年
- 『沈黙』ふらんす堂(泉叢書)、2008年
関連書籍
- 藤本美和子『綾部仁喜の百句』ふらんす堂、2014年
参考文献
- 綾部仁喜 『沈黙』 ふらんす堂、2008年
- 『現代俳句大事典』 三省堂、2005年
脚注
外部リンク