紅 景子(くれない けいこ、1949年10月27日[1] - )は、日本の元女優。本名、松山 貴美子 。旧姓名、中西 貴美子[1][2][3]。
大阪府出身[3](出生は京都府[1])。明浄学院高等学校中退[1][2][3]。
人物
中学時代に見たNHK大河ドラマ『花の生涯』に出演していた女優の淡島千景の演技に感動し、高校を2年で中退して淡島の内弟子となる[1][4]。淡島には弟子入りの手紙を出したが返事がなかったため、アルバイトの賃金をもって淡島邸を訪れ一度は追い返されるが、淡島の付き人を通じて弟子入りを認められた[5][注釈 1]。芸名は淡島によって命名された[2]。
1968年、大阪新歌舞伎座の舞台『朝の雪』でデビュー[1][2]。その後も舞台を中心に活動するが、1971年、『おらんだ左近事件帖』(フジテレビ)でテレビドラマに初レギュラー出演[1][2]。
以後も『黒帯風雲録 柔』(日本テレビ)、『赤ひげ』(NHK)などの時代劇を中心に活動する[4]。『赤ひげ』出演当時のインタビュー記事では「スタジオドラマは初めてなので緊張しましたが、最近になり慣れました」と述べている[5]。そのほか、石ノ森章太郎原作で東映制作の特撮テレビドラマ『ロボット刑事』(フジテレビ)にレギュラー出演した。1975年には、芸術座の舞台『たぬき』で山田五十鈴と共演している[4]。
1976年の舞台『花は花よめ』の共演がきっかけで、1977年11月に俳優の松山政路と結婚[6]。結婚と同時に芸能界を引退[7]。次女は女優の松山愛佳。また、自身の闘病経験を活かした講演活動を全国各地で行っている[8]。
出演
テレビドラマ
舞台
脚注
注釈
- ^ 1971年の紹介記事では、淡島に「高校卒業まで」と諭され一旦帰宅したが、半年後に再度上京して弟子入りしたとされている[2]。
出典