籠坊温泉(篭坊温泉、かごぼうおんせん、かごのぼうおんせん)は、兵庫県丹波篠山市(丹波国)にある温泉。
泉質
- 含炭酸食塩泉
- 源泉温度9〜12℃という冷鉱泉であり、加熱している。
- 旅館としては湯の壷、浪花館の2件が営業している。他に旧籠の坊バス停付近に野湯浴槽が存在している。[1]
温泉街
武庫川上流の支流、羽束川源流付近にある。県立猪名川渓谷自然公園の山峡にひっそりと湧く温泉地。平家の落人が隠棲したともいわれ、かつては7軒の温泉旅館や民宿が存在したが、2022年現在では2軒の旅館が営業を続けている[2]。周囲は暗く、星が良く見える環境なので、流星を見る穴場スポットでもある。
歴史
「多紀郡誌」(1918年)に記載があり、平氏の残兵が温泉を得て疾病を治したという[3]。
後川(しつかわ)新田という地名になっているが、昔は塩ヶ崎と呼ばれていたため、塩ヶ崎温泉とも呼ばれていた。
篠山観光案内所の1988年のパンフレットによると、元禄時代には旅宿があったとされ、明治時代には3軒の旅館があり丹波杜氏らが湯治のために訪れたという[3]。
1920年(大正9年)から1966年(昭和41年)には三ツ矢サイダーの工場も存在し[3]、当地には記念碑が残っている。
アクセス
- 鉄道・バス
- 道路
脚注
- ^ Nifty温泉
- ^ “平家の落ち武者が傷癒やした秘湯 元旅館が倒壊の恐れ 行政代執行で撤去作業始まる”. 神戸新聞. 2022年1月27日閲覧。
- ^ a b c “「落ち武者が見つけた秘湯」平家弔う催し今も「できる限り続けたい」丹波篠山の籠坊温泉”. 神戸新聞 (2022年5月14日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ 60年余のバス路線廃止 住民ら感謝と別れ ウェイバックマシン(2019年7月10日アーカイブ分)- 神戸新聞NEXT 2018年3月31日 2018年5月24日閲覧
関連項目
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